メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(27)の「セーフアピール」が判定を覆した。
エンゼルスは2021年7月20日(日本時間21日)、敵地でアスレチックスと対戦し大谷は「2番DH」で出場。打席では3打席連続三振といいところなしに終わったが、3回の攻撃で「見せ場」を作った。
ファン「冷静に全体が見えている」
0-0の同点で迎えた3回無死。1塁に走者を置き、大谷の第2打席が回ってきた。大谷は粘りを見せるもフルカウントからの7球目を空振りし三振に倒れた。
1塁走者フレッチャーはスタートを切っており、セカンドに滑り込むも判定はアウト。ベンチに戻りながらこのプレーを見ていた大谷は右手を何度か振りながらセーフをアピールした。
大谷のアピールにすかさずベンチが反応してチャレンジを要求。協議の結果、判定が覆りセーフとなった。三振ゲッツーの場面が1死2塁へと変わりチャンスを広げた。結局、この回は得点が入らなかったが、大谷の好アシストにファンから称賛の声が続出した。
ツイッターでは「大谷は観察眼も超一流」とセーフを見極めた大谷の観察力を称賛する声が上がり、さらに「冷静に全体が見えている」「あの位置からよく見えたな」「審判よりも優れた目をしてる」との声も上がった。
この日エンゼルスはアスレチックスの投手陣に完封され、3連敗を喫した。大谷の35号はお預けとなったが、打席以外の「見せ場」を作りファンを楽しませた。