五輪批判のテレビ局にブーメラン スポンサーにCM自粛の動き...打撃必至の展開に「自業自得」の声

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震災のときのように、ACジャパンのCMが増えるとの見方も

   スポンサーの中には、CMを流すか検討中というところも出てきた。

   味の素の広報担当者は同日、「流すかどうかは未定で、対応を検討しています」と取材に話した。その理由については、開示しておらず、答えられないという。ただ、理由は言えないものの、社長や幹部らが五輪の開会式には出ないと明言した。

   各メディアでも、社長らが開会式に欠席するとしたスポンサーが他にいくつか報道されている。

   一方、方針を変えずに五輪CMを流すというスポンサーも、いくつか報じられている。

   女優の広瀬すずさん(23)を起用した五輪CMを流している三井不動産は7月20日、大会期間中もこのCMを流し続けると取材に明かした。その理由については、「スポーツを活用した街づくりを推進しており、スポーツの素晴らしさを訴求して、アスリートを支援したいからです」と説明する。

   つまり、必ずしも五輪だけに焦点を当てているわけではないということのようだ。同社でも、会場が無観客などに変わっていることから、社長や幹部らが五輪の開会式に出る予定はないという。

   ネット上では、今後は、スポンサーのCMが減って、2011年の東日本大震災のときのように、ACジャパンのCMが増えるのではないかと見る向きも多い。

   ACジャパンの事務局長は20日、取材に次のように答えた。

「毎年キャンペーンの素材をテレビ局に渡してお任せしており、何をどれだけ流すかは関知していません。今年は、20種類を用意しましたが、五輪用というのは特にないです。全国キャンペーンのテーマとしては、海洋のプラスチックごみや食品ロスについてのCMがあります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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