東京五輪・パラリンピックに新たな懸念材料が浮上した。
オーストラリアメディア「news.com.au」(WEB版)が2021年7月20日、東京湾の水質汚染問題に言及した。記事では「オリンピック・トライアスロン会場に下水が漏れる可能性がある」とのタイトルで、東京湾の水質汚染を懸念している。
下水が湾に漏れるリスクが高まっている
東京五輪のトライアスロン、オープンウォータースイミングは、お台場海浜公園を会場として開催される予定で、トライアスロンは26日からお台場海浜公園を舞台に行われる。
「news.com.au」によると、トライアスロンやオープンウォータースイマーから悪臭が報告されており、危険な大腸菌のレベルが上昇していることが懸念されているという。また、東京では7月27日から大雨が予想されており、下水が湾に漏れるリスクが高まっているとも報じている。
オーストラリアのトライアスロンチームリーダーであるジャスティン・ドリューは記事中で「オーストラリアは7月26日月曜日の競技初日まで、さまざまなサンプルポイントで1日2回のテストを行い、水質を監視し続ける」と述べている。
お台場海浜公園の水質に関しては、過去にも水質汚染や悪臭が指摘されていた。