「人格」と「作品」は別物か...
雑誌の内容を知ったツイッターユーザーからは「吐きそうになるほど酷い」「怒りがおさまらない」「こんなのオリパラの作曲させるのか...」と批判の声が集まった。
ツイッター上の音楽ファンの間でも、こんな声が聞かれた。
「フリッパーズもコーネリアスもCD全部捨てた」
「(雑誌特集を後年知り)あんな人間の作った音楽を少しでも良いと思ってしまった自分を恥じました。あそこまでいくと、音楽と人格を分けて考えることはできない」
ただ、音楽ファンの中には複雑な思いを抱く人もいたようだ。
「過去に何があろうとも、コーネリアスの音楽性は素晴らしい」
「フリッパーズギターもコーネリアスも好きだよ。その人の人格と仕事(功績)は別物」
「作品に罪はない」
当時、一連の記事が雑誌に掲載された後も、小山田氏はコーネリアス名義で活動を継続。グラストンベリー・フェスティバル(イギリス)、コーチェラ・フェスティバル(アメリカ)といった海外の著名な音楽フェスに出演し、世界的にも高い音楽評価を獲得した。
近年はNHKEテレの教育番組「デザインあ」シリーズ(2011~)、テレビ東京のドラマ「サ道」シリーズ(2019、2021)で楽曲を手掛けるなど、お茶の間でも存在感を放っていた。
当時の雑誌記事は、今回の小山田氏の起用以前から、インターネット上の音楽ファンには知られた存在だった。ただ、今回のように表立って問題視されることはなかった。