米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が同級生に見せた「素」の姿に注目が集まっている。
大谷選手にとっては初出場となるMLBオールスターでの一幕だ。通路に並んだリポーターに高校時代の同級生が交じっているのを見つけて、ちょっかいを出す大谷選手。その様子に「スーパースターも同級生の前ではフツーの男の子」などの反応がネット上に寄せられている。
「たくさん白米をかき込んだ仲」
大谷選手がちょっかいをかけた「同級生」は、花巻東高校(岩手県花巻市)の野球部出身で、岩手めんこいテレビ記者の小原大樹さん(26)。現地2021年7月12・13日に行われたMLBオールスターゲームとホームランダービー(会場は米コロラド州デンバー)を取材していた。
その模様が伝えられたのは、18日放送のスポーツニュース番組「S-PARK」(フジテレビ系)。番組では、「ALL STAR特別企画 僕の知らない大谷翔平」と題して、小原さんが大谷選手に直撃インタビューを試みる様子を取り上げていた。
高校時代、大谷選手と左右のダブルエースとして活躍したという小原さん。番組では、「体重増量組だったので必死に歯を食いしばりながらたくさん白米をかき込んだ仲」という情報も紹介された。
そんな小原さんは、日本人初出場となったホームランダービーが行われた12日から、翌日の試合まで2日に渡って大谷選手との接触を試みるも、難航しているようだった。
しかし、2日目の取材中、大きなチャンスが訪れた。
「ひどい。見ました?今の絡み」
世界中から集まった多くの記者を相手に、球場裏での囲み取材を終えた大谷選手。その近くには、小原さんの姿もあった。
取材を終えた大谷選手は、小原さんを視界にとらえて歩み寄ると、額を「ペシッ」とはたいて、いたずらっぽく笑いながら通り過ぎていった。去り際には、小原さんと会話をする通訳・水原一平さんに、「ろくでなしなんで。あんまり関わらないで」と、からかうように話してもいた。
大谷選手との思わぬ「直撃」に小原さんは、「ひどい。見ました?今の絡み」「さっきの(取材中)が翔平じゃないです。今のです。変わらないです」といい、
「無視するか何するか考えてたんですよ。絶対」
「迷った末に来たのが、あの1発」
と振り返っていた。
なお、今回大谷選手は、小原さんの頭を左手ではたいていた。小原さんによると、大谷さんは高校時代から「寝るときに右腕を下にしない」などと利き腕の右腕の扱いに気を配っていたそうだ。
小原さんは、「変わってないのが翔平だよっていうのがこの企画においての総まとめ」と話した。
今回の放送を受けてツイッター上では、
「俺も大谷に叩かれたい人生だった」
「大谷翔平選手のチョップ、同級生とのやりとりは貴重すぎる」
「スーパースターも同級生の前ではフツーの男の子だねw」
「やりとりが可愛いくて尊すぎた」
「ペシッにキュンキュンしたー」
などの声が寄せられている。
またネット上での反響を受けて小原さんは18日夜、「この為に渡米したんです」と、特集の放送後にツイートしている。