井上尚弥のWBAバンタム級なぜ「王座乱立」 コロナも影響か...興行減って「認定料」で稼ぎたい?

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金平会長「ビジネスが止まってしまう危機感に拍車が」

   WBAが設定する王座は、スーパー王座、レギュラー王座、ゴールド王座、暫定王座と4つの王座が存在する。WBAは一時、暫定王座を減らしていく姿勢を見せていたが、現在のランキングをみるとその意向はあまり反映されていない。

   WBAの王座乱立は今に始まったことではないが、なぜこのようなことが起こるのか。J-CASTニュース編集部は、プロモーターとして数々の世界戦を手掛けてきた協栄ジムの金平桂一郎会長(55)に話を聞いた。

   金平会長はあくまでも会長個人の意見という前提で次のように語った。

「以前からWBAは王座乱立の傾向にあると思いますが、昨年からの新型コロナウイルスの影響もあると考えております。全体的な興行数が減っており、選手がコロナウイルスに感染して防衛戦が途絶えたり、不安定な状況にあります。WBAの立場に立つと、認定料のビジネスをしていますから経済事情も勘案してタイトル戦をやっておきたいところでしょう。空きがあれば王座を作ってしまおうという意図がみられる。ビジネスが止まってしまう危機感に拍車がかっているように感じます」(金平会長)
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