「靴下屋」などのブランド展開で知られるタビオ(大阪市浪速区)が、靴下業界の価格競争をめぐる厳しい状況をツイッターで明かした。
投稿は、品質へのこだわりと価格設定へのスタンスを伝えたもので、インターネット上で大きな反響を呼んでいる。こうしたツイートをした理由はどこにあるのだろうか。同社を取材した。
アパレルは高すぎる?
タビオは1968年の創業時から靴下の企画製造・販売を行っている老舗メーカー。「靴下屋」「Tabio」「TabioMEN」などのブランド・店舗の展開でも知られる。
そんな同社のブランドでは、1足1000円前後の商品も数多く取り扱っている。日用的な衣料チェーンなどの商品と比べると、決して安くはない値段といえるだろう。
こうした商品の価格設定に言及した、同社が運営する公式ツイッターアカウント「Tabio 靴下屋」(@Tabio_JP)の2021年7月13日の投稿が話題になっている。
「アパレルは高すぎる!という議論は定期的に起こるのですが」。こんな問いかけから始まるツイートによると、靴下業界は安さを求めた先に「3足1000円」といった商品が定番化。安価な海外工場に国内の工場が押される形となり、結果として業界全体の品質の低下を招いた、という。
投稿の中でタビオは、国内の技術を守るためにも、価格ではなく品質にこだわった「現在のスタイル」を継続したいと訴える。ただし、必ずしも低価格品を悪としているわけではなく、品質を優先させた商品と価格を優先した商品との「バランスこそが大切だと思っています」とも伝えている。
7つにまたがった一連のツイートには、あわせて1万2000件以上のリツイートや5万7000件超の「いいね」が集まるなど大きな反響を呼び、「お値段には、ちゃんと理由がある」「長く使えるので高いと感じない」のように、タビオの姿勢に賛同するような声が多く寄せられている。