小山田圭吾いじめ問題「炎上」収まらず 解決策は?茂木健一郎氏が提言

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   脳科学者の茂木健一郎氏が2021年7月16日にYouTubeチャンネルで、東京五輪開会式の楽曲を担当する小山田圭吾氏(52、Cornelius)が過去に「いじめ経験」を公言していた問題に言及した。

  • 本人からの説明はあるのか
    本人からの説明はあるのか
  • 小山田圭吾氏(写真左)
    小山田圭吾氏(写真左)
  • 本人からの説明はあるのか
  • 小山田圭吾氏(写真左)

「特にパラリンピックのことを考えると、ちょっと擁護できない」

   小山田氏は1990年代に雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」と「クイック・ジャパン」のインタビューで、学生時代に障害者とみられる同級生をいじめていたと告白している。

   過去のインタビューではあるが、雑誌に掲載された小山田氏の言葉からは反省や後悔の色はうかがえず、「笑い話」「武勇伝」として語られている。

   東京五輪のコンセプトのひとつが「多様性と調和」であることからも、SNS上で「起用は取りやめるべき」と批判する声が上がっていた。

   茂木氏は16日の動画で、一連の騒動について「内容を拝見したんですけど、やはりちょっとこれは難しいかなと思うんですよ、現状では。オリンピック・パラリンピックの精神を、特にパラリンピックのことを考えると、ちょっと擁護できないというか、無理だと思うんです」と小山田氏の行いは看過できないとした。

   特に大きな問題が「反省とかなしに、面白い話として語られているところ」だとして、小山田氏の起用に疑問を呈した。

   続けて、「小山田さんの音楽を除外することは(開会式にまだ)間に合うと思う」と提言した。

国際問題に発展すると断言

   もうひとつの解決方法として「小山田さんの音楽自体は素晴らしいから、記者会見するしかないと思う」とも話す。

   雑誌のインタビューから20年以上も経っていることを踏まえ、小山田氏にも考え方に変化があったのではないかとしている。

   小山田氏が過去に向き合い、記者会見や声明などで真摯な説明と反省を示せば、今回の楽曲は受け入れられる可能性はあるとする。

   また「国際的に報じられざるを得ない」と、今回の問題は国際問題に発展すると断言し、「組織委員会レベルでちゃんと対応を考えないと」と組織委員会に注文した。

姉妹サイト