ドラマ視聴前に「翔んで埼玉」を予習すべき?
さらに、今回のドラマで二階堂さんは、無一文の状態から旅館の従業員としてとりあえずの職を手に入れるも、それは旅館の大女将の孫の家に住み込むこととセットになっており、しかも、仕事以外では大女将の孫の道楽である「リアル人生ゲーム」に付き合わされるという、その「貧乏人ぶり」が主人公を演じる上でのテーマとなっている。
これはまるで、「翔んで埼玉」での鼻持ちならない態度が、因果応報で全て返ってきたようではないか。
そう、「プロミス・シンデレラ」はドラマにありがちな「貧乏をテーマにしたドラマ」としても十分に楽しめるが、二階堂さんが「翔んで埼玉」に出演していたこと意識した上で視聴すると、その「ポジ」と「ネガ」とも言える両作での二階堂さんの姿が対比され、その痛快さが増す作品になっているのだ。
そういう意味では、「プロミス・シンデレラ」は二階堂さんにとって、そして、「翔んで埼玉」を鑑賞した視聴者にとって「逆・翔んで埼玉」と言える作品になっているのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)