ゲリラ豪雨のライブ、アイドル運営が「神対応」 3500円Tシャツを無料配布...なぜ決断?担当Pに聞いた

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ピンチをチャンスに変えたプロデューサーの機転

   プロデューサーは「ワールズエンド。」公式ツイッター上で、「びしょ濡れさんを救いたい」としてこう呟いた。

   「本日の物販で販売予定だった新作Tシャツを【無料】で配布します。無くなり次第終了となります。せめてあったかくしてお帰りください」

   なんと3500円(税込)で販売予定だった新作Tシャツを無料で配布するという太っ腹な行動に出たのだ。企画は想定以上に好評で、Tシャツは足りなくなってしまったという。

「実はキャリーバック一つに入る分(30枚程度)しかTシャツの用意がなかったんです。
なので列に並んでくれた1/10程度の人にしかプレゼント出来ていません。めちゃくちゃ文句言われるんだろうなと覚悟してましたが貰えなかった方からも心意気が素晴らしいと感謝されたりしてビックリしました」

   企画を告知するツイートには「こんな神対応きいたことない」「さすがに太っ腹すぎ」と驚く声や、「救われました ありがとうございます」などと感謝の声が寄せられている。こうした反響に対してプロデューサーは、30枚しか配れていないのに申し訳ないと、恐縮そうだった。

   さてこの豪雨の中、肝心のライブはどうなったのだろうか。プロデューサーによれば、Tシャツ企画が功を奏したこともあってか、大盛況を収めたそうだ。

「協議が明けてライブが再開するまでお客さんがちゃんと帰らず待っていてくれて、むしろ次から次へとフロアに人が増えていき、そこにメンバーがしっかり熱いパフォーマンスをぶつけてくれたのでシュチュエーションも相まってとても盛り上がりました。
こんな機会がないと普段ウチのグループのライブを見ないようなファン層の方にも沢山見て頂けたこと、Tシャツの企画のおかげで知らない人にまで感謝されたこと、野外ステージはゲリラ豪雨以降中止になりライブが出来ていないグループさんも多数いることを考えると本当に運と天候に恵まれたなと思います」

   「ワールズエンド。」は7月9日、セカンドアルバム「カルチャー・クラシック」をリリースしている。プロデューサーは「これも何かの縁なので是非一度聞いてみて頂けると幸いです」と述べた。

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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