サッカーの欧州選手権(ユーロ2020)決勝が2021年7月11日(日本時間12日)、英ロンドン・ウェンブリー競技場で行われ、イタリアがPK戦の末にイングランドを下して2度目の優勝を飾った。
イングランド代表は優勝逃しショック隠さず
試合は1-1のまま延長戦でも決着が付かずPK戦に突入。PK戦ではイタリアGKジャンルイジ・ドンナルンマ(22)が2本をセーブするなど3-2でイタリアが勝利した。
地元開催の決勝戦で優勝を逃したイングランド代表はショックを隠さず、準優勝のメダルが授与された表彰式で悔しさを露骨に表す選手も。表彰式では準優勝メダルが主催者によって首にかけられたが、これをすぐに首から外す選手が見受けられた。
地元英国では、表彰式でのこのような代表選手の行為を批判的に取り上げるメディアもあった。
英メディア「SPORTbible」(WEB版)は7月12日、SNSでのファンの反応を取り上げながら「イングランド代表選手たちはユーロ2020決勝戦でイタリアに敗北後、準優勝メダルを外してファンに非難された」との批判的なタイトルで記事を展開した。
「貧弱なスポーツマンシップ」から「個人的に応援した」まで
記事ではSNSのファンの声として「貧弱なスポーツマンシップ」「若者たちの模範となり謙虚を示しなさい」「甘やかされて育った子供のようにすぐにメダルを外した」など選手への批判的なコメントを紹介した。
また、英大衆紙「デイリー・ミラー」(WEB版)は12日掲載の記事で、イングランド選手が表彰式で授与されたメダルをすぐに首から外したことでファンの意見が分かれていると指摘した。
記事ではSNSにおけるファンの声を紹介しており、「(表彰式は)準優勝メダルを外したイングランド選手による貧弱なショー」「これは子供っぽい」との批判的なコメントと共に、「それほど子供っぽくはない」「準優勝メダルを外した選手を個人的に応援した」など一定の理解を示すファンの声も紹介している。