「決勝まで行ってたら...」
ホームランが出ない状況から巻き返し、2度の延長戦に持っていった大谷選手。ツイッター上では「最初はどうなることかと思ったけど、追い上げ方がやっぱりトップクラス」「残念だけど延長まで行ったのは流石!」「メチャクチャ楽しませて貰いました!」と称賛の声が広がった。一方で、こんな声も聞かれている。
「初戦で負けて半分ホッとしてます」
「あれだけ疲れていたから負けて良かったかも」
大谷選手は明日の試合、1番DHで出場、さらに先発登板の「リアル二刀流」を予定している。「一刀流」の他の選手より負担の大きい大谷選手だけに、「決勝まで行ってたら明日投げられないんじゃないの?」「体もたなくなる」と、敗退による疲労軽減をポジティブに捉える向きが目立っている。
ホームランダービー出場者は、その過酷さからバッティングの調子を狂わせ、後半戦に成績を落とす、というジンクスもある。今回オールスターに選ばれたタティスJr.(パドレス)、ゲレロJr.(ブルージェイズ)、ジャッジ(ヤンキース)といった長距離打者たちは、ダービー出場を辞退している。大谷選手の敗退に対しては「体を壊して後半戦結果残せないよりもむしろいいんじゃないかな」「後半戦に向けて体力温存という面では良かったのかも」という声も聞かれている。