大谷翔平ホームランダービー敗退に「負けてよかった」の声 あす二刀流予定、更に...ファン心配の訳

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   米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は2021年7月12日(現地時間)にオールスターゲーム(コロラド州デンバー)前日のホームランダービーに出場し、2度のタイブレークの末、1回戦で敗退した。

   翌日の試合では「先発登板」「1番DH」のリアル二刀流で出場予定の大谷選手。ネット上では、大谷選手の疲労を心配する中、「負けてよかった」「半分ホッとしてます」という声が聞かれている。

  • 大谷翔平選手(2017年撮影)
    大谷翔平選手(2017年撮影)
  • 大谷翔平選手(2017年撮影)

「疲れました」インタビューで繰り返す

   今シーズン、ここまで大リーグトップの33本塁打を放っている大谷選手。日本人初出場となったホームランダービーでは、1回戦でナショナルズのソト選手と対戦した。先攻のソトは、3分の持ち時間と1分間のボーナスタイムで、合計22本のホームランを放った。

   後攻の大谷選手は、大歓声を受けながら登場。初めは打球が全く上がらず、開始30秒時点で本塁打は0。会場が静まり返る中、50秒経過でようやく1本を放つ。1分40秒経過時には5本塁打でタイムアウト(休憩)。ここから量産体制に入り、ボールを次々とライトスタンドへ放り込んだ。最終的には3分間で16本、ボーナスタイムで6本を放ち、合計22本でソトに並んだ。

   同数のため、1分間のタイブレーク(延長戦)に突入した。先攻のソトは6本を放ち、合計28本に。しかし後攻の大谷も同様に6本で、再びのタイブレークに入った。3スイング限定のサドンデス制となった再延長では、先攻のソトが3スイング連続で本塁打を放った。追い込まれた大谷選手は初スイングでゴロを放ち、万事休す。激闘の末に、1回戦で敗れた。

   タイムアウト中、そして持ち時間を終えるたび、膝に手を当て、うつむいた大谷選手。敗退後のインタビューでは「疲れました。最後の30秒がすごく長くて疲れました」「疲れましたけれど、これから休んで明日に備えたいです」。それでも「楽しかったです。何とか勝ちたかったですけれどね」と話した。

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