2021年7月12日に放送された情報トーク番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)で、「不適切な発言」があったとして伊藤利尋アナウンサーが謝罪するひと幕があった。ただ、何が「不適切」だったのか明かされず、ツイッターでは謝罪の理由が判然としないとするユーザーの声もある。
「さっきの不適切発言の謝罪はどの発言に対する謝罪?」
番組中盤で伊藤アナウンサーが「ごめんなさい、先程ちょっとひとつ不適切な発言が一部あったようなので、お詫び申し上げたいと思います」と謝罪した。突然の謝罪だったためか、スタジオの坂上忍さんもピンときていない様子で「えっ?」と驚きの声を漏らしていた。
何が不適切な発言だったかは明言されなかったものの、ツイッター上では謝罪の約5分前にあった、コメンテーターの放送作家・野々村友紀子さんのコメントではないかとの声があがっている。野々村さんはリモート出演で、東京五輪の無観客開催をめぐって振り回される選手たちの心情を慮るコメントを述べていた。
「選手の皆さんは大変やろなぁ、と。ずーっとなんやかんやってあるから、責められたりもしたりっていう、お門違いの、き×××の炎上とかもあったりして......」
ツイッターでは、「お門違い」の部分は若干噛んでしまい、それに続けて発したのが「精神状態が正常でないこと」(広辞苑第七版)を表す4文字の言葉のように聞こえたとする指摘がある。一方で、リモート出演で音声が一部飛んでしまっただけではないか、言い直そうとした言葉も噛んでしまったのではないか、とみる向きもある。
また、番組の謝罪については、どの部分がどう不適切だったのか示されておらず、疑問を抱くユーザーの声もあがっている。
「言い間違いって言うか、噛んだだけだよね」
「さっきの不適切発言の謝罪はどの発言に対する謝罪?野々村友紀子さんなら『お門違い』って言って字幕も『お門違い』だったよ?」
「ちゃんと確認してから謝罪してほしい。本人の名誉もある」
「指示を出して、取り急ぎ伊藤アナに謝罪させたんだと思うけど。主語(内容)を言わないと、『つつかれる前に、とりあえず謝っておけ』としか聞こえなくて、逆効果だと思いますよ」
「不適切発言て何?誰が言った何の言葉かも言わずに訂正して謝罪されても分からんだろ」