メジャーリーグ・エンゼルス大谷翔平投手(27)に対して「暴言」を吐いたとされるレッドソックス右腕、アダム・オッタビノ投手(35)が米ボストン・ヘラルド紙(ウェブ版)で自身の発言に関して釈明した。
オッタビノは2021年7月5日に行われたエンゼルス戦の9回に「暴言」を吐いたとされる。
オッタビノ「その日が彼の誕生日だということは知っていた」
問題のシーンはレッドソックス1点リードで迎えた9回裏に起こった。2死1、2塁のピンチで打席に大谷を迎え、長打が出ればサヨナラの場面。オッタビノは3ボール1ストライクから大谷をセカンドゴロに打ち取ると感情を爆発させ「Happy Birthday」の後に不適切ワードを発した。
ボストン・ヘラルド紙によると、オッタビノは「暴言」を吐いたことは認めつつ、それは大谷に向けてのものではなかったと主張したという。
「その日が彼(大谷)の誕生日だということは知っていたし、誰もが彼にヒットを打ってほしいと思っていたことも知っていた。だから彼の誕生日に何も与えずに抑えてやるという気持ちが態度に出てしまった」と釈明した。
オッタビノ「僕はいつもクレージーなことを言っている」
また、この件で大谷と連絡を取ったかと問われたオッタビノは「取っていない。彼に向けて言ったことではないから。(自身の発言は)誰も聞いてないし、彼(大谷)も聞いていない」とし、「僕はいつもクレージーなことを言っている。自分の仕事をするために自分の世界に入ろうとしているだけ」と説明した。
記事ではオッタビノが大谷の大ファンであり、大谷に対して無礼を働く意図はなかったとしている。
ツイッターでは、「ピンチで大谷を迎えれば感情も昂る」「大谷がメジャー屈指の強打者だという証」とオッタビノの「暴言」に一定の理解を示す声がある一方で、「失礼極まりない発言」「野球ファンとして失望している」「はっきりいって不快です」と否定的な声も上がっている。