自虐や煽り、時事ネタに風刺も... なぜここまで?キンチョウ「攻めた新聞広告」の狙いを読み解く

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Togetter社が解説する「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」<出張版>

   ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているスタッフがTwitterで話題になった話題を厳選し、考察するコラムの第10回です。今回は「キンチョウの広告戦略」を紹介します。

  • キンチョウの広告はなぜ話題になるのか?(画像は公式サイトより)
    キンチョウの広告はなぜ話題になるのか?(画像は公式サイトより)
  • キンチョウの広告はなぜ話題になるのか?(画像は公式サイトより)

新聞広告をSNSでバズらせるキンチョウ

   殺虫剤「キンチョール」などでおなじみの大日本除虫菊(キンチョウ、大阪市)が2021年7月4日に出した新聞広告が、ネット上で大きな反響を呼んだことをご存知でしょうか。

<インターネット黎明期かよって話題になったキンチョーの広告サイト、ソースコードを見てみたら芸術品が仕込まれてダメだった - Togetter>

   「インターネット広告とは大違い!」「新聞広告は、あこぎなことをしないから安心だよ!」と、ネット広告をめぐる問題を揶揄しつつ、最終的にはウェブ上のキャンペーンページへと誘導するものです。

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   しかも誘導先は昔の個人サイトのような懐かしめのデザインで、ソースコードにキンチョウのマークが仕込まれているなど非常に手が込んでいます。ネットユーザーならTwitterなどで言及したくなりますね。

   実はキンチョウは、以前からこういった「インパクトがあるだけでなく、誰かにシェアしたくなる工夫」をこらした広告をたくさん出していたのです。その歴史を振り返ってみましょう。

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