コロナ禍で開かれる鉄道の「さよならイベント」 定員制で「マナー問題」に懸念も?

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近鉄の名車がついに消える

   近鉄は6月29日、近鉄特急拡大期を支えた特急専用車両12200系を使った「ありがとう12200系特急 ラストラン乗車ツアー」を8月7日に開催することを発表した。このツアーが12200系の最後の乗車機会となる。

   ツアーでは大阪上本町~賢島間・近鉄名古屋~賢島間を各1往復、計4コースを設ける。また新型コロナウイルス感染症対策により、募集人数を各コース、約半分の120名に限定。参加者は窓側座席に乗車でき、1人2席利用できる。

   なお車内では12200系の歴史やエピソード、車内概要などの解説を実施。また特別グッズを用意する。

   新型コロナウイルス感染症により、屋外での鉄道イベントが減少している中、今回紹介した京急と近鉄のイベントは貴重だといえるだろう。

   しかしどちらも募集制ということもあり、希望者全員が参加することはできない。そうなると、駅撮りなどを検討する鉄道ファンもいるだろう。しかし「3密」が叫ばれている中で、駅撮りなどをする場合は周りや社会からの目を考慮した対応が求められる。

   せっかく貴重な鉄道イベントを素晴らしいものにするために、自戒の念を込めて「配慮」という文字を心に刻み込みたい。

(フリーライター 新田浩之)

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