実績重視の選考基準に疑問も
球界関係者は代表の選考基準に疑問を呈する。
「選手の名前だけで抑えられるほど国際試合は甘くない。コンディションを重視して、好調の選手を選ぶべきでしょう。オリックス・宮城大弥は侍ジャパンが3月上旬に日本オリンピック委員会に提出した1次ロースター185人の中にも入っていなかったようなので選出できないが、中日の柳裕也、西武の森友哉は選ぶべきだったと思います」
菅野、中川の出場辞退に伴い、選出されたのは千賀と日本ハムのドラフト1位右腕・伊藤
大海。5月28日の中日戦(札幌ドーム)から5連勝と好調なだけに、この決断は納得できる。
本番まで残り3週間。シーズンでの戦いが続くが、故障者が出ないことを祈るばかりだ。(中町顕吾)