千葉県船橋市内のJR南船橋駅で、鉄道ファンらが駅員との約束を守らず、駅員がブチ切れる様子を映した動画がユーチューブに投稿され、様々な意見が寄せられている。
駅員の発言について、JR東日本では、「行き過ぎがあった」と謝罪した。とはいえ、同じ日に別の駅でも、鉄道ファンの行為に駅員が注意してトラブルになっており、ネットでは駅員を支持する声も多いようだ。
南船橋駅では、駅員が「黄色い線から出た」と鉄道ファンらに激怒
ホームの先端に、多くの鉄道ファンが集まる中、鮮やかなレッドが印象的な国鉄時代の電気機関車が近づいてきた。
「黄色い線の内側に下がっているんじゃねぇのか!」。一番先端には、駅員がおり、ファンらに向かって、こう怒鳴り出した。運転士も、危ないと察知したらしく、汽笛を大きく鳴らしている。
駅員は、そのうちの1人に「おい!話が違ぇだろがよ」と詰め寄り、周りに対しても、「何やってんだ、おめぇらよ!黄色い線の内側だって話だっただろ」と怒鳴り散らした。
この20秒ほどの動画は、2021年7月8日にユーチューブ上にアップされた。すぐにツイッターにも転載され、投稿は1500件以上もリツイートされている。
「駅員もちょっと厳しすぎかな」との声もあったものの、「これくらい言わないとダメ」「ルールは守って欲しい」と駅員を支持する声が多かった。
現場で、後ろの方からこの様子を写真や動画で撮ったという鉄道ファンの1人は9日、J-CASTニュースの取材に答え、当時は20人ほどのファンらがいて、けっこう密だったと明かした。
「たしかにJRの駅員の態度や言葉は悪いと感じました」と漏らしつつも、黄色い線から出て撮影した人が5人ぐらいいたと指摘した。そして、「鉄道ファンのあり方としては、楽しく安心して撮影出来るように、一人一人がルールを守って鉄道ファンという意識を心掛けてほしい」と苦言を呈した。
この動画内容について、JR東日本千葉支社の広報担当者は9日、取材にこう話した。