「雇用を守るため」と、店の深夜営業や酒の提供を続ける
同社の高橋竜太社長(32)が社会人サッカー選手出身だけに、スポーツを盛り上げようという雰囲気も社内にあるという。「店内のテレビでオリンピック中継を流しますので、貼り紙のポップとマッチするのではないかと思っています」とも広報担当者は話した。
渋谷店は、都の緊急事態宣言などを受けて、時短や休業をしていたが、5月12日の再開から、感染防止対策を行ったうえで、翌朝5時まで営業し、酒の提供も続けている。
都の要請に従わない店が次々に出ていると報じられており、都から命令を受けても応じず、裁判所から25万円の過料を科される店も出るようになった。同社のチェーン店の中でも、要請について都から通知が来ているところもあるという。
そんな中でも、深夜営業や酒の提供を続ける理由について、広報担当者は、次のように説明した。
「初めのうちは、時短などを守っていましたが、今年に入ってから、振り切って営業するようになりました。それは、社員を100人以上とたくさん抱えていて、雇用を守るためです。アルバイトを含めれば、1000人以上にもなり、やむを得ません。時短などへの協力金は、支払いが遅いのは仕方がない部分もありますが、不平等さが正直あると思っています。家賃が月に300万円もかかる店もある中で、金額が低過ぎるのではないかと感じています」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)