メジャーリーグ・レッドソックスのアダム・オッタビノ投手(35)が、エンゼルス大谷翔平(27)に「暴言」を吐いたと米国内で話題となっている。
レッドソックスは2021年7月5日(日本時間6日)にエンゼルスと対戦し5-4で勝利したが、問題のシーンは9回裏に起こった。
米メディア「激しいトラッシュトークを」
マウンドのオッタビノは1点リードの2死1、2塁のピンチで打席に大谷を迎えた。大谷に長打が出ればサヨナラの場面。オッタビノは3ボール1ストライクから大谷をセカンドゴロに打ち取ると感情を爆発させ大谷に向かって言葉を投げかけた。
このシーンの動画がSNSで米国内に拡散し、メジャーリーグを取材するメディア関係者からは、オッタビノが大谷に向けて不適切な言葉を交えて暴言を吐いたと指摘する声が相次いだ。
米メディア「FORTHEWIN」(WEB版)は6日、問題のシーンに関する記事をアップ。「レッドソックスのアダム・オッタビノ投手が最後のアウトを取った後、大谷翔平に激しいトラッシュトークを行った」とのタイトルで、記事の中で「オッタビノは一線を越えた」と指摘している。
米国ファン「ショーヘイ、気にするな」
また、FOXスポーツのMLBアナリストであるベン・バーランダー氏は6日にツイッターを更新し「アダム・オッタビノは最後のアウトの後に『Happy Birthday,bitch』(誕生日おめでとう、クソ野郎)と叫んだ」とのコメントを投稿した。5日は大谷の27歳の誕生日だった。
SNSでオッタビノの動画が拡散されるとオッタビノの「暴言」にSNSでは米国の野球ファンから批判の声が上がった。「これは誰も幸せにならない」「この発言は多くの人を傷つける」「ショーヘイ、気にするな」などの声が寄せられた。
なお、大谷は6日(日本時間7日)のレッドソックス戦に「2番・投手」で先発し、7回を5安打2失点でまとめて今季4勝目をマークした。この日の勝利で投手として日米通算50勝目となった。