「本当にひどい。これは言い訳できないよ」
翻訳を終えると、「ぜひみんなとこの問題について話したい。知らんぷりはしたくないから。彼らが有名人だからって、オレが黙る理由にはならないよ」とオレちゃん。
「これまでにもフランスではフランス流のユーモアが時々ほとんど侮辱的だったり攻撃的だったりしたんだ。オレたち(フランス人たち)はすごくダークユーモアがあるから。でも、ジョークと侮辱の間には絶妙なバランスがあるんだ」と前置きし、「でもこの動画は、完全に一線を越えてしまっているよ」と嘆いた。加えて、「それから彼らは本人の目の前でからかったんだ。フランス語がわからない彼の前で。日本人の彼はただ助けるために来ただけなのに」と話し、「本当にひどい。これは言い訳できないよ。このニュースは非難されるに値するし、そうあるべきだと思う」と頭を抱えた。
最後にオレちゃんは、「アジア人への差別が常態化してしまっている今この時代が、すごく悲しい」と言い、この問題がこれまで十分に議論されてこなかったと説いたうえで、「もしこのニュースをポジティブに捉えたいと皆さんが願うなら、この動画をきっかけにこの問題の議論が進むかもしれない」とまとめた。
両選手は6日、差別発言についてそれぞれのSNSで謝罪した。グリーズマンはツイッターに「日本の友人を怒らせてしまったなら申し訳ありません」(編集部訳)などと投稿。デンベレは「この動画が人々を傷つけるかもしれないと理解しています。だから、私は彼らに心から深く謝罪したいです」(同)などと書いた文章を、インスタグラムのストーリーに投稿した。