無免許運転で人身事故を起こした「都民ファーストの会」木下富美子都議(54)をめぐり、新たな疑惑が浮上している。
「情報提供が相次ぐかもしれない」
2021年7月4日投開票の東京都議選で再選した木下氏。その翌日に、選挙区・板橋区での無免許運転が発覚したと報じられた。
各メディアによれば、免停期間中の7月2日に木下氏が運転していた車が衝突事故を起こした。警視庁が自動車運転処罰法違反(過失傷害)や道交法違反(無免許運転)の疑いで捜査しているという。
産経新聞の取材に木下氏は「2日が免停期間の最終日で(免停期間が終わっていると思い)運転しても大丈夫だと思っていた」と答えている。都民ファーストの会は5日、木下氏を除名処分にしたと明らかにした。
ツイッターでは、真偽不明な情報も拡散している。杉並区議の松本光博氏は5日、「選挙期間前、期間中の両方で、木下都議が自ら車を運転して、二連ポスターの貼り替えやテープ流しをしているところを何度もお見かけしました」と目撃情報を投稿した。
同じく杉並区から立候補していた前田順一郎氏も「告示日直前の6月21日に志村坂上でご自身が街宣車を運転しているのを、私はハッキリと見た。私は自分の街宣車のマイクでご挨拶をしたが無視されたので、良く記憶している」と続いた。
都民ファーストの会と木下氏の事務所に6日、事実関係の取材を試みたが、期日までに回答は得られなかった。回答があり次第、追記する。
元特捜部主任検事の前田恒彦氏は、6日のヤフーニュース個人で上記の情報に触れ、「今後も、木下氏が車を運転して街宣している動画などの情報提供が相次ぐかもしれない。警察はこれらの証言の真偽も吟味することになる」と言及している。