ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(32)とWBA世界バンタム級レギュラー王者ギジェルモ・リゴンドー(40)=キューバ=が2021年8月14日(日本時間15日)に対戦すると、米スポーツチャンネルESPNが7月4日に報じた。
40歳リゴンドー、いまだ世界第一線で活躍
当初、同カードは同日に組まれていたが、6月19日にカシメロの対戦相手がリゴンドーからWBC同級王者ノニト・ドネア(38)=フィリピン=に変更。WBOとWBCの王座統一戦が予定されていた。ところが6月29日にドネア陣営が試合のキャンセルを表明。これによりカシメロとリゴンドーのカードが再び組まれた。
この一戦の勝者は、世界4団体統一を目指すWBA、IBF王者・井上尚弥(28)=大橋=の有力な対戦候補となる。井上より格下のレギュラー王座ながら同じWBA王座を保持するリゴンドーは一時、井上の対戦候補から外れたとみられたがWBO王座を獲得すれば対戦が現実味を帯びる。
40歳にして世界の第一線で活躍するサウスポー。その実力と強みとは。そしてカシメロ戦の勝負の行方は...。J-CASTニュース編集部は、プロモーターとしてリゴンドーを日本に招へいした経験を持つ協栄ジムの金平桂一郎会長(55)に話を聞いた。
金平会長は14年12月に大阪で行われたWBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトル戦のプロモーターを務め、リゴンドー陣営を日本に招へいした。当時から金平会長はリゴンドーの実力を高く評価しており、現在もその考えは変わらないという。