広島県を中心に活動する地下アイドルグループ「プランクスターズ」のメンバー・田中いろはさんがグループを脱退する。2021年7月5日、同グループの公式ツイッターで発表された。
インターネット上では、田中さんが明かしていたグループへの本音が注目を集めている。
「早く辞めたい」「ほんとに気持ち悪い」
グループ脱退の発表から約1か月前。プランクスターズのツイッターは6月10日、「大切なお知らせ」として田中さんの活動休止を発表していた。
この時発表された休止理由は、「プランクスターズのライブスタイルがどうしても汚く気持ち悪く生理的に無理、又同等にプランクスターズのヲタクが気持ち悪いと感じるようになり精神的に限界」(原文ママ)。
同じ発表文の中では、田中さんの過去の言動についても、以下のように紹介していた。
「我慢しつつも日頃応援してくださるお客様や他メンバーにも普段より『早く辞めたい』『ほんとに気持ち悪い』と発言しつつ、発言することでストレス解消してきてはいましたが......」
アイドルの活動休止理由として「生理的に無理」、そして「ヲタクが気持ち悪い」というのはあまりにも正直すぎるとして注目を集めている。一方、実際のライブパフォーマンスを見た人からは、田中さんに同情するコメントも目立つ。
プランクスターズは、「自由奔放悪ガキアイドル」として過激なライブパフォーマンスを売りにしてきたアイドルグループだ。楽曲の歌詞には、性的なワードがいくつも登場していた。
自粛要請中の20年3月には、大阪でライブを開催。メンバーが客席にダイブして墨汁を撒き散らしたほか、観客らは半裸で参加していたなど、過激なパフォーマンスで物議を醸したこともあった。
「このような結果になってしまってすみません」
このような現状を受け、メンバー間での協議の上、田中さんの活動復帰を見送りグループの脱退を決めたという。活動休止時点で予定していたメンバーの生誕祭への参加も取りやめる。
田中さんを含めた全メンバーでは、9月19日に脱退ラストライブを開催する予定だ。
田中さんは、自身のアカウントでもグループ脱退のお知らせを引用リツイートしつつ、感謝のコメントを発表している。
「プランクスターズに入ってみんなと一緒に時間を過ごせて楽しかったです。このような結果になってしまってすみません。上手く言葉に出来ないけど本当にありがとうございました。脱退ラストライブまで少し時間はありますが、お時間が合う方、気が向いたら、最後に挨拶させて貰えたらと思います」
田中さんのツイートには、グループを脱退し新たな人生をスタートさせる田中さんへのエールが相次いでいる。
「無理してたらもたないですからね。これから次の仕事見つけて頑張ってくださいね」
「本当にお疲れ様でした。どんな形でも、この先もずっと応援してる!」
「ライブスタイルや、応援する者の出会いも含めて、いろいろなことに不幸だったのかと思われます!脱退をされても、お身体を大切にして、新たなご活躍とご多幸を祈っています」
— プランクスターズ | official (@planckstars) March 29, 2021