「好きなゲームを教えてほしい」 任天堂株主総会でまさかの質問、重役たちの答えは...

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「ディスクシステム」作品が2つ登場

   「ファミコンやスーパーファミコンとともに育ってきました」と語ったのは、取締役上席執行役員の塩田興氏。「今もハードウェアを担当していますが、当時からハードウェアをいじるなど、モノの仕組みに興味がありました」と振り返り、

「最近の当社商品ですと『マリオカートライブ ホームサーキット』(Nintendo Switch、2020)のようなゲームが自分に合っていまして、子どもと一緒に遊んでいます」

   と語った。

   取締役専務執行役員の高橋伸也氏は「すべての自社ソフトの責任者ですので『これが好き』と選ぶのは、立場上難しい」としつつ、入社して最初に携わったソフトとして「ふぁみこんむかし話 遊遊記」(ファミリーコンピュータ ディスクシステム、1989)をあげた。「あまり著名ではないアドベンチャーゲームですけれど、最初に携わったソフトとして、印象に残っています」。

   少し違う角度から答えたのは、代表取締役フェローの宮本茂氏。77年の入社後「マリオシリーズ」や「ゼルダの伝説シリーズ」などを手がけ、19年には文化功労者に選ばれている。

   その宮本氏は「ゲーム開発という仕事を始めて、影響を受けた最初のソフトは『パックマン』(ナムコ、1980)で、デザインとしてすばらしいと思うのは『TETRIS』(アレクセイ・パジトノフ氏考案、日本では88年にセガがアーケード版を発売)です」と、他社製のゲームをあげた。そして、こんなエピソードも披露した。

「今は『Pokémon GO』(ナイアンティック、2016)にはまっていまして、妻と一緒に遊んでいるのですが、『家族みんなでゲームを遊びたい』という夢がこのゲームで実現しまして、ここ2年ほど、妻や近所のお友達と一緒に、『Pokémon GO』を楽しんでいます。ひょっとしたら日本の『Pokémon GO』の平均年齢は60歳ぐらいかもしれませんね(笑)」

   「アドベンチャーゲームが好きで、つい最近もNintendo Switch『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者/うしろに立つ少女』(2021)をクリアした」と語ったのは、取締役上席執行役員の柴田聡氏。「昔で言うと、ファミリーコンピュータ ディスクシステム『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』(1987)も本当に好きでした」と、高橋氏と同じディスクシステムの作品を挙げた。

   最後に答えたのは古川社長。「自社タイトルはだいたいプレイしている」としつつ、「最近は『世界のアソビ大全 51』(2020)の花札をよく遊んでいます」とした。

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