「小林誠司トレード説」とは何だったのか G炭谷放出で立ち消えに...ファンからは安堵の声も

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   プロ野球の巨人は2021年7月4日、炭谷銀仁朗捕手(33)が金銭トレードによって楽天に移籍することを発表した。

   炭谷は18年オフにフリーエージェント(FA)で巨人に移籍。3年契約の最終年となった今季は44試合に出場し、18試合でスタメンマスクを被った。FAで加入した選手がトレードで他球団に移籍するのは異例で、巨人では初めてのケースとなった。

  • 小林誠司選手(写真:ZUMA Press/アフロ)
    小林誠司選手(写真:ZUMA Press/アフロ)
  • 小林誠司選手(写真:ZUMA Press/アフロ)

ゲーム中の移籍発表で「炭谷トレード」トレンド入り

   炭谷のトレードは4日のDeNA戦のゲーム中に発表され、多くのG党に衝撃を与えた。今季は大城卓三(26)、小林誠司(32)、炭谷の3人で捕手を回していくと思われていただけに、シーズン途中での炭谷のトレードにインターネットではG党から驚きや戸惑いの声が続出した。

   炭谷トレードのニュースがネットで流れると、その直後にツイッターでは「炭谷トレード」、「銀ちゃん」などがトレンド入り。衝撃の度合いを物語っていたが、その一方で炭谷トレードのニュースに小林ファンからは「これで小林誠司放出は無くなったな」など、思わず「安堵」する声が上がった。

   小林は昨年、開幕直後に死球を受けて左尺骨を骨折し、長期離脱を余儀なくされた。9月に1軍復帰するも打撃で結果を残せず2軍落ち。10月には右手の人差し指を骨折するアクシデントに見舞われ、1軍の出場はわずか10試合に終わった。

   小林は強肩とリード面で高い評価を受けるも、課題の打撃を克服できずスタメン出場は減少していた。巨人は原辰徳監督(62)とフロントの「選手を飼い殺しはしない」との共通認識のもと積極的にトレードを成立させていることから、控えでくすぶっていた小林の「トレード説」が昨季からメディアで飛び交っていた。

ファン「小林誠司のトレード話が吹っ飛んだ」

   ツイッターでは炭谷のトレード成立に対して「小林誠司のトレード話が吹っ飛んだ」「小林誠司さん完全トレード説消えたよねぇ」「トレードのうわさがくすぶっていた小林誠司はこれで精神的に楽になる」「小林誠司楽天行かなかっただけで夢が広がった」などの声が上がった。

   なお、炭谷は4日に巨人公式サイトで移籍に関するコメントを発表。

   「ジャイアンツに来て2年半、ジャイアンツのユニホームを着てみんなと戦えたこと、首脳陣の皆さんに指導してもらったことは私にとって宝物です。今まであたたかい声援をおくっていただいたファンの皆さんにも感謝しています。ジャイアンツで培ったことをいかして、日本シリーズでジャイアンツと戦えるよう頑張ります」とファンに向けてメッセージを送った。

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