ネット上の意見「あまり気にしたことがない」
「お店をプロデュースする際は、基本的に『我が町に、我が一つの個性を』(打ち出したい)と考えている。(店舗像は)出店する土地、依頼されるクライアントさまの要望をうまく掛け合わせて作りますが、中でも『店名』は我々(ジャパンベーカリーマーケティング)の個性を表現する一番の手段だと捉えています」
6月28日、J-CASTニュースの取材に対し、岸本氏はネーミングへのこだわりを語った。中には、呼ぶ際に「恥ずかしい」と思ってしまうような店名もあるが、こうした名前も「意図的につけている」という。「色々な人に話題にしてもらうための、良い手段だと考えています」(岸本氏)
岸本氏プロデュースの店はいつしか、ネット上で「岸本系」と称されるようになった。岸本氏もこうした呼称を「認識している」というが、そもそもネット上の意見については「あまり気にしたことがない」と話す。
「都心部でベーカリーをプロデュースすることもあれば、過疎部でプロデュースすることもある。(ネット上では色々な声があるが)限られた商圏の中で、お店のことを知ってもらえるのが一番嬉しいです」
「これだけ尖ったことをやっていれば、ネットで(色々なことを)言われて当然だと思います。情報量が多い時代にあって、賛否両論あるのは仕方がない。叩かれることはあっても、味方ももちろんいる。店を愛してくれる地域のお客さまに対して、一期一会、向き合っていくのが大切なんだと思います」