ハロプロ「25歳定年説」ついに破られる ファンに囁かれ10年以上...卒業年齢は「二極化」か

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「25歳永遠説」というパロディ?

   2010年代、ハロプロからの卒業年齢が「25歳定年説」を強化する。11年9月に4年間モーニング娘。のリーダーを務めた高橋愛さんが25歳で卒業、その後のモーニング娘。からの卒業年齢も、新垣里沙さんが24歳7か月(12年5月)、田中れいなさんが23歳6か月(13年5月)、道重さゆみさんが25歳4か月(14年11月)で卒業している。5人とも在籍10年以上の長きに及んだが、皆25歳までで卒業していった。

   モーニング娘。の他にも2015年に活動停止したBerryz工房、2017年解散の℃-uteのメンバーも全員が25歳以下での卒業をとげている。「ある程度年齢が上がったら卒業しなければならないのか、という認識がファンの間でささやかれるようになりました」(ピロスエさん)

   この頃になると、メンバーや運営も25歳定年というファン側の噂を把握していたようだが、「25歳までというような、年齢による線引きがされているとはメンバーは誰も肯定していません。しかし、『25歳になっても卒業しない』と言ったこともあった和田彩花さん(アンジュルム初代リーダー)も24歳10か月で卒業しました(19年6月)。同じ時期に卒業した宮崎由加さん(Juice=Juice初代リーダー)も25歳2か月での卒業で、26歳以上まで在籍したメンバーはいません」(同)という状況が続く。

   その宮崎さんの卒業シングルだが、タイトルが「25歳永遠説」だった。「定年説」をもじったかのようなこのタイトル、ピロスエさんは「事務所や作詞家(児玉雨子さん)のうち誰のアイデアか分かりませんが、ファン側の噂を把握していてあえてパロディを狙ったものかもしれません」と推し量る。

   どちらにせよ「25歳定年説」は一度もメンバー・運営の側からはっきりと肯定されたことはない。「これも今では過去のものですが、もともと女子プロレス界に25歳を区切りに引退する習慣がありこちらが『25歳定年』と言われていました。女子レスラーが結婚適齢期に引退し一般社会で暮らせるようにとの配慮でしたが、ハロプロファンにもこの慣例の影響があったかもしれません」(ピロスエさん)という見方もある。

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