「いいね」、コメント、シェアの数をグループ別に集計すると...
海外グループの勢いを象徴したと言えそうなのが、TikTok企画のランキングだ。今回のコンサートを「文化祭」と位置づけ、各グループのメンバーがコンサート用アカウントに「出し物」にあたる動画を投稿するという趣向で、動画についた「いいね!」、コメント、シェアをそれぞれ1点としてカウントした。
集計対象は4月14日~6月20日にかけて投稿された約700本の動画。総再生回数3100万回、「いいね!」450万件、コメント1200万件、シェア1500万回に達したという。これらをグループ別に集計した結果、群を抜いて多かったのがBNK48の5092万9661点。次回のコンサートはバンコクでの開催が決まった。CGM48の2523万3432点、JKT48の418万3768点が続いた。順位は3位までの発表だったが、AKB48の得票数は多くてもBNK48の約12分の1だったことになる。1人のファンが何回も「いいね!」やコメントをつけることができるとはいえ、ファンの人数や、ファンが企画にかける熱量をある程度反映していると言えそうだ。
配信を見た視聴者も海外の方が多い。主催者発表によると、東京のコンサート会場には、収容人数の半分にあたる1100人のファンが集まったのに対して、国内の推定視聴者数は約10万人。国外では約47万人が視聴したとみている。
AKB48のパフォーマンスでも、海外のファンを意識した演出が目立った。「フライングゲット」では、日韓合同ユニットIZ*ONE(アイズワン)での2年半の活動を終えてAKB48に復帰した本田仁美さん(19)をセンターポジションに抜擢。終盤の「LALALAメッセージ」の間奏部分では、本田さんは
「私自身も海外での活動を通して、世界のたくさんの方々に出会って応援していただいて、そして、大きく成長することが出来ました。実際には会えないことが多いけど、感謝しています。アジアグループの48のみんなとパフォーマンスできてとても楽しかったです。これからも、みんなで同じ空の下で大きな夢に向かって一生懸命頑張っていきます」
などと意気込んだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)