AKB48「海外姉妹グループ」が破竹の勢い 共演コンサートのTikTok企画はBNK圧勝

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   AKB48 がアジア各国・地域の姉妹グループと共演するコンサート「AKB48グループアジアフェスティバル」が2021年6月27日、東京・文京区の東京ドームシティホールを拠点に開かれた。

   コンサートは、19年1月にバンコク、19年8月に上海で開催。20年はコロナ禍で開催が見送られ、21年は海外グループが現地からオンライン出演する形で開かれた。海外グループの中には、すでに「国民的」ともいえる知名度を誇るグループもある。短編動画アプリのTikTok(ティックトック)のコメント数などで次の開催地を争う企画では、発表された上位3チームのすべてが海外グループで、タイ・バンコクを拠点にするBNK48が圧勝。主催者によると、有料の動画配信を見た人は日本国内よりも国外の方が多く、海外グループの勢いが際立った。

  • 海外姉妹グループのパフォーマンスをスクリーンに映して「会いたかった」を披露した
    海外姉妹グループのパフォーマンスをスクリーンに映して「会いたかった」を披露した
  • TikTokの投稿企画では、タイ・バンコクのBNK48が圧勝。次回開催地はバンコクに決まった
    TikTokの投稿企画では、タイ・バンコクのBNK48が圧勝。次回開催地はバンコクに決まった
  • IZ*ONEの活動を終えた本田仁美さんは「フライングゲット」でセンターポジションに起用された
    IZ*ONEの活動を終えた本田仁美さんは「フライングゲット」でセンターポジションに起用された
  • 東京のコンサート会場では、小栗有以さん(中央)らAKB48の中心メンバーがパフォーマンスした
    東京のコンサート会場では、小栗有以さん(中央)らAKB48の中心メンバーがパフォーマンスした
  • 海外姉妹グループのパフォーマンスをスクリーンに映して「会いたかった」を披露した
  • TikTokの投稿企画では、タイ・バンコクのBNK48が圧勝。次回開催地はバンコクに決まった
  • IZ*ONEの活動を終えた本田仁美さんは「フライングゲット」でセンターポジションに起用された
  • 東京のコンサート会場では、小栗有以さん(中央)らAKB48の中心メンバーがパフォーマンスした

独自アレンジ、独自曲を披露する海外グループも

   コンサートにはAKB48と海外7グループ(JKT48=ジャカルタ・BNK48=バンコク・MNL48=マニラ・AKB48 Team SH=上海・AKB48 Team TP=台北・SGO48=ホーチミンシティ・CGM48=チェンマイ)が出演。それ以外に、インドのデリーとムンバイでもグループ発足が発表されているが、コロナ禍の影響で足踏みが続いている。

   コンサート前半では、各海外グループがAKB48の楽曲を各国の言語で披露。独自の楽曲や、AKB楽曲に独自のアレンジを加えてパフォーマンスするグループもあった。冒頭の「会いたかった」と最後の「365日の紙飛行機」では、コンサート会場背景のスクリーンに海外グループのパフォーマンスを投影する形でAKB48と共演。現実世界と仮想世界を融合させた「XR」(複合現実)技術を活用し、紙飛行機のCGを合成したりして動画を配信した。

   海外グループの中でも地元の支持を多く得ているのが、専用劇場を持つJKT48とBNK48だ。ツイッターの公式アカウントのフォロワー数は、それぞれ441.7万人、23.4万人で、AKB48の9.5万人を大きく上回る。

   インドネシアは東南アジアの中でも特にコロナ禍の影響が大きく、JKT48は21年3月、メンバーを半分近くリストラし33人体制で再スタート。4つあったチームも1つに再編した。今回のパフォーマンスでも「New Era」(新時代)をテーマに据えた。

   BNK48は、日本で13年に発売された「恋するフォーチュンクッキー」をカバーして17年12月に発売。タイでも日本と同様に踊りをマネしてユーチューブに公開する人が続出し、18年5月にはワチラロンコン国王の姉、ウボンラット王女が若者向けのライブで「恋チュン」ダンスを披露して話題になった。19年には、タイでは2グループ目のCGM48が発足。AKB48からBNK48に移籍していた伊豆田莉奈さん(25)が、さらにCGM48に移籍し、劇場支配人を務めている。

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