パンツの「しわ」が勝手に消える...! スーツのプロが教える「豆知識」に反響→やり方のコツは?担当者に聞いた

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クリースラインに気を付けよう

   KASHIYAMAのツイッター担当者によれば、このライフハックを実践する際のコツは2点。「クリースライン(センタープレス)に合わせてハンギング」し、「地面につかないようにする」ことで上手にしわを伸ばせるという。「クリースライン(センタープレス)」とは、スラックスの前身頃と後身頃の中心にある折り目のことだ。この折り目に沿って畳んで、ハンガーにかけよう。

   担当者は「いちいちベルトをとらないので朝の時短になる(!)」と、このハンギング方法を一押しする。一方で、風呂場など湿気の多いところでは不向きだそうだ。またストレッチ素材など伸縮性のある素材にも合わないので、注意しよう。

   さて、人によっては毎日着るスーツ。どれくらい持つものなのだろうか。担当者によれば、ものにもよるが5年以上は着られるという。

「着用頻度や生地にもよりますが、春夏物、秋冬物を分け週1回程度の着用であれば5年以上着用できます。ものによっては20年~30年でも着用できます」

   長持ちさせるためには、連日の着用を避けることが重要だそう。季節ものを使い分け、各スーツ週に1回程度の着用にとどめるのが良いという。

「特に夏の時期はパンツが先にダメになっていくので、2パンツスーツ(ジャケット1着に対し2本のパンツ)で仕立てると長い間お召しいただけます。]

   高い頻度のクリーニングも痛みの原因となるので、1シーズンに1回程度を推奨している。

   また自宅で保管する際には、静電気を避けてほしいという。ハンガーは、静電気を帯びづらく除湿効果もあるとされる木製のハンガーを使うのがおすすめだそうだ。また着用後は、やはり静電気を帯びづらい豚毛や馬毛など天然素材のものでブラッシングをすることで、長持ちさせられるとのことだ。

   こうしたメンテナンス方法は、KASHIYAMA公式YouTubeチャンネル上でも紹介している。ツイッター担当者は、「スーツを着る機会が減った昨今だからこそ正しいスーツの着こなし方を広めたい」と意気込んでいる。

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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