2021年6月25日から放送を開始したソフトバンクのCMで披露された、俳優の広瀬すずさん(23)の「ドラミちゃん」姿が話題になっている。
広瀬さんが出演しているのは、同社がシリーズ化している「ドラえもん」のキャラクターを擬人化したシリーズ。作中で広瀬さんは擬人化したドラミちゃんを演じており、頭に大きなリボンを着けるなど、キャラクターを忠実に再現している。
「すずちゃんのドラミちゃん可愛すぎる」
広瀬さんは28日、CM撮影中のオフショットとみられる、CM中と同じ格好をした自身の写真をインスタグラムにアップ。これに対しても「すずちゃんのドラミちゃん可愛すぎる」といった声が上がっている。
まさに、視聴者から絶賛を浴びている広瀬さんのドラミちゃん役だが、そのキャスティングが、実は、必然だった可能性があることに、J-CASTニュース編集部は気付いてしまったのだ!
ドラミちゃんとはドラえもんの妹であり、ドラえもん同様ネコ型ロボットとして作品中に登場しているわけだが、そのドラえもんは作品中でたびたびタヌキに間違えられており、これに対してドラえもんが血相を変えて怒るというのは、もはやお約束となっていると言って良いだろう。
つまり、ネコにもタヌキにも似ている、というわけだ。
そう考えると、ドラえもんはネコにもタヌキにも似ている、と捉えられるわけで――すると、その妹であるドラミちゃんもネコに、そしてタヌキにも似ているということになるのだろう。
そうなると、実は、広瀬さんがドラミちゃん役をやることが必然に思えてくるのだ。
以前から続いていた、「広瀬すずはネコ顔」「いや、タヌキ顔」論争
実は、ネット上では以前から広瀬さんについて、「ネコ顔だ!」「いや、タヌキ顔だ!」といった、広瀬さんの顔の系統に関する議論が続いていたのだ。
あるツイッターアカウントは、「広瀬すずが好き 猫顔好きとしてはど真ん中」とツイートしている一方で、別のアカウントは「広瀬すずは完全にタヌキ顔」とツイートしており、同様のツイートは双方多数みうけられるところから、広瀬さんの顔の系統をめぐってはファンの間で意見が割れているということが分かる。
ここで、その事実を踏まえつつ、ドラえもんやドラミちゃんがネコとタヌキの両方に似ていると考えられるということに思いを馳せると......そう、広瀬さんは自身の顔に似たドラミちゃんの役をやっていたということになるのである。となれば、そのキャスティングは実に適切だったということになるではないか!
何を強引な、と思われた方は多いだろう。しかし、広瀬さんがネコとタヌキの両方に似ていると指摘する作品が、今回のCMよりも前に公開されていたという事実を考えると、あまり強引な主張とは言えないということに気付くだろう。
過去の映画で登場した「ネコダヌキ」というあだ名
20年3月20日に公開された映画「一度死んでみた」で、広瀬さんは薬学部3年生の野畑七瀬役で主演。映画は広瀬さんがコメディー映画で初主演ということで大きな話題となっていたが、その作中で、広瀬さんは出演者の吉沢亮さんから「ネコダヌキ」というあだ名を浴びせられるシーンがあったのだ。
その理由は、広瀬さん演じる野畑が、自身の顔が猫に似ていると思っている一方で、吉沢さん演じる製薬会社社員の松岡卓は野畑の顔がタヌキに似ていると思っており、押し問答の末、松岡の口から飛び出したのが、折衷案の「ネコダヌキ」だったのだ。
確かに、広瀬さんの顔は切れ長で大きな目がネコの目に似ていると思われることが多い一方で、時に、その目が垂れ目になっていると思われる瞬間もあり、その瞬間においては、まさしくタヌキ顔なのである。となれば......「ネコダヌキ」というあだ名は実に的確であり、映画を見たとする視聴者からは「猫だぬき、というのは、みんながずっと思ってたやつ」といったツイートが出ているほどである。
ということは......ネコに、そしてタヌキにも似ている広瀬さんがドラミちゃん役をやるのが必然だったというのは、あながち妄想とは言えないのである!
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)