「許可しない事も正解。それは施設側が決める事」
浅野さんもタトゥーや刺青は入れていない。自身も、何も知らずに浴場でタトゥー・刺青を見たら、心の中では驚いてしまう部分もあるのではないか、という。それだけに浅野さんは、
「施設側として明確にする事は、大切なんじゃないかな、と思います」
と話した。
貼り紙について、利用客の反応はどうだったのだろうか。浅野さんは、常連客らからネガティブな意見を言われることは覚悟したというが、苦情は一切なかった、と明かす。
大きな反響には「大変うれしいことなのですが」としつつも、「ほかの施設もこうなればいいのに」という声があったことに対しては
「許可しない事も正解。それは施設側が決める事。スタッフが少ない施設や、リラックスを全面に出している施設で、施設側がそぐわないと判断したならそれが正解」
と理解を求めた。浅野さんは最後に施設の利用について、次のように話す。
「マナーを守って施設を利用してほしい。ただそれだけです」