フジテレビの久代萌美アナウンサー(31)が同局アナウンス室から異動するとの報道が視聴者の間で話題だ。このため、久代アナのファンからは「久代アナ好きなんだけどこれから見れなくなるのは残念だな」といった嘆きの声が相次いでいる。
久代アナの異動先はネットワーク局になると伝えられている。本人も2021年6月29日、インスタグラムのストーリーズで報道に反応。記事の内容は否定せず、「世界一有名な局にします!」とのコメントを掲載している。
久代アナは、このまま「表舞台」から姿を消してしまうのか?
さて、アナウンサーが別の部署に移るということは、一般的に、「表舞台から姿を消す」ことを意味する。それは決して珍しいことではないが、やはり、視聴者の前に姿を見せなくなってしまうことから、アナウンサーが他部署へ異動する際には残念がる声がファンから上がることが多い。
なお、久代アナは移動に際し、先述のように前向きなメッセージをインスタで発表している。この文言から判断する限り、久代アナは新天地で尽力するということになる。ただ、一部のファンからは、
「合わなければ辞めてフリーになればいい」
と、久代アナがいずれフジテレビを退職し、フリーアナウンサーとして活動を始めるのではないかと予想する声も上がっている。
確かに、アナウンサーという職業にこだわるならば、会社へのこだわりを捨ててフリーアナウンサーになるという手は実に正しい判断であり、久代アナともなれば、フリー化後も仕事は絶えないことだろう。
しかも、仮に久代アナがフリー化した場合、併せて「YouTuber」への道が開けることに皆さんはお気付きだろうか。
YouTuberといえば、今や世の中に対して大きな影響力を持つ職業であり、その仕事は「動画の中で情報発信を行う」という、アナウンサーに相似すると言っても良い職業だ。これだけでも久代アナはYouTuberへの適性があることになるが、加え、久代アナはYouTuberになるにあたって実に有利な要素を持っているのだ。
理由その1:敢えて空気を読まない気の強さは天下一品
YouTuberは時に、世間の人々が考えもつかないことを動画で配信し、それに対する批判を一身に受けなければならないこともある職業だ。それを行うには、「空気が読めない」のではなく、「敢えて空気を読まない」という気の強さが必要である。そして、その「気の強さ」は久代アナにすでに備わっていることをご存じだろうか。
18年10月28日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した久代アナは、パネリストの松本人志さんから、プロ野球のドラフト会議を例として出されつつ、「女子アナも入りたいとこ入れないわけでしょ?」と尋ねられた。これに対し、久代アナは「入れないです!」と松本さんの例えが正しいことを指摘しつつ、第1志望は「テレビ朝日でした!」として、「フジテレビだけ受かったんです」と、あっけらかんと回答したのだった。
あまりに「率直すぎる」答えにスタジオ内が爆笑に包まれる中、久代アナはさらに、「テレビ朝日のミュージックステーションでタモリさんの横に座るのが夢でした!」と、学生時代の夢を語ったのだった。敢えて空気を読まないことで爆笑をかっさらった久代アナだが、となれば、この「気の強さ」をYouTuberになった際に発動しない手はないだろう。
理由その2:夫がYoutuberであり、デビューはすぐにお膳立て可能
久代アナはその伴侶もまた、YouTuberデビューにうってつけの存在なのである。
ご存じの通り、久代アナは20年6月にYouTuberの「北の打ち師達」の「はるくん」と結婚。つまり、久代アナはYouTuberデビューを決意したその日から、夫からデビューへの指南を受けることが出来るのだ。
身内からお膳立てしてもらえれば、「動画の中で情報発信を行う」ことを生業としてきた久代アナは、それこそ「促成栽培」でYouTuberになることが可能だろう。
フジテレビの女子アナだった大島由香里アナが、すでにフリーアナとYouTuberを兼任している
とどめとも言える3つ目の要素が、「すでに前例がある」というものだ。
17年12月にフジテレビを退職した大島由香里アナウンサーは、退職後となる18年12月に芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属してフリーアナウンサーとなったが、21年2月にはYouTuberとしてデビュー。内容は酒を飲みながら自身の趣味であるバイクなどについて語るというもので、その「さらけ出しぶり」がファンの間で人気を博している。
そう、大島アナという前例がある以上、久代アナのYouTuberデビューは実に自然な流れであり、視聴者からもすぐに受け入れられるだろう。これら、YouTuberデビューにおいて有利な3つの要素を見る限り、久代アナはこれを使わない手はないのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)