井上「カシメロ君はもう大口を叩く事はないでしょう」
今回、試合をキャンセルした大きな要因はカシメロ陣営の薬物検査問題にあるが、その一方でカシメロの許しがたい家族への「暴言」も要因のひとつになったようだ。地元フィリピンメディア「Rappler.com」(WEB版)が29日に報じた記事によると、ドネアは夫人に軽蔑的な発言をしたカシメロ陣営を非難し、公の謝罪を求めたという。
ドネアは声明文の中でもカシメロの「暴言」について触れており、「ある大人の男が私の子供たちの母親に向けて暴言を吐きました。プロフェッショナルとはいえないこの態度を無視することは出来ない」とコメントしている。
カシメロは、かつて対戦が予定されていたWBA、IBFバンタム級王者・井上尚弥(28)=大橋=に向けて挑発的な「暴言」を繰り返してきた。カシメロの度が過ぎる挑発に地元フィリピンメディアが苦言を呈することもあり、世界王者としての「資質」を問う声も上がっていた。
再三にわたり挑発を受けてきた井上はこの日、統一戦キャンセルの報を受ける形でツイッターを更新し、「カシメロ君はもう大口を叩く事はないでしょう。ドーピング検査を回避する奴に資格などねぇ。。お疲れでした」と皮肉を交えたコメントを投稿した。