床下収納の「取っ手」でヒヤリハット うっかり足指引っかけそうに...取説で注意喚起するメーカーも

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   昨今は新型コロナウイルスの影響もあり、家で過ごす時間が増えた人も多いのではないだろうか。そんな今だからこそか、ある家の中での「ヒヤリ」体験が多くの注目を集めている。

  • 獏星(ばくすたー)さん(@baku_dreameater)のツイートより
    獏星(ばくすたー)さん(@baku_dreameater)のツイートより
  • 閉じた状態の床下収納の取っ手
    閉じた状態の床下収納の取っ手
  • 開いた状態の床下収納の取っ手
    開いた状態の床下収納の取っ手
  • 獏星(ばくすたー)さん(@baku_dreameater)のツイートより
  • 閉じた状態の床下収納の取っ手
  • 開いた状態の床下収納の取っ手

見落としがちな「床下収納の取っ手」

   2021年6月21日、あるユーザーが「ここ数ヵ月でトップクラスの自宅不安全ヒヤリハットがあった」として床の写真をアップした。一見何の変哲もないただの床。設置されている床下収納の蓋もきちんと閉められている。しかし、床下収納の「取っ手」が持ち上がったままになっていた。

   多くの床下収納には、蓋を持ち上げるための取っ手が設けられている。使わないときは床に沿うように平らになるのだが、なんらかの問題があり立ち上がったままになっていることもある。

   発端のツイートのリプライ欄には、足の指などを引っかけて転倒してしまったことがあるというツイートが複数寄せられている。また、そんなシーンを想像してしまったのか「見ているだけで爪が痛い」「見て鳥肌出ました」といったコメントを残すユーザーもいた。

   さらにこうした事故を防ぐために、取っ手が浮き上がらないよう上からマットを引いているという書き込みもあった。

説明書を見直そう

   床下収納ユニットを販売するパナソニックは28日、J-CASTニュースの取材に対し、これまでに床下収納の取っ手による「事故の報告はございません」と述べる。

   また事故を防ぐため、床下収納の引き渡し時には、注文主(施主)に取扱説明書に従って使用するよう呼び掛けているという。取扱説明書では「必ず守る」事項に下記の文言を記載している。

「ふたを閉めた後、取っ手が立っていないことを確認してください。取っ手を立てたままにしておくと、つまづいてけがをするおそれがあります」
パナソニックの床下収納取扱説明書より
パナソニックの床下収納取扱説明書より

   そのうえで、改めて正しく使用するよう呼び掛けた。

「取扱説明書に従って、正しいご使用をお願いしております。万一、不具合が発生した場合は、ご使用を控えていただき、ご購入された工務店様、住宅会社様、もしくは弊社修理部門 修理ご相談窓口へご連絡いただけますようお願いしております」

   経年劣化などで取っ手に不備が生じた場合は、購入した工務店や住宅会社に相談するようお願いしている。相談窓口などが不明だった場合は、修理部門のパナソニックライフソリューションズテクノサービスの「修理ご相談窓口」に連絡してほしいとのことだ。

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