「味だけで勝負して結果を出してやる」 バイトAKB出身24歳店主・梅澤愛優香が突き進むラーメン道

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最初は「本人が作っていない」と誹謗中傷を受けていた

――バイトAKBには、応援ツイッターを作ってくれたファンもおられたとのことですが、今でも当時のファンが店に来たり握手したりするんですか?

梅澤:アイドル時代からのファンの方は、今は1割ぐらいで、後の9割ぐらいは、ラーメンが好きで来て下さっている方です。交流と言っても、今はアイドルではなく、1ラーメン店主としてやっているので、写真や握手は全てお断りしています。ただ、お会計のときに、お話しできる時間があるので、そのときに世間話などしています。お店を出してすぐぐらいの時は、ファンの出待ちやストーカー行為などがありました。またゴミ箱漁りもあったり大変でしたが、今では全店舗に防犯カメラを中と外に付けたりして防犯対策も徹底しています。

――注目される店主ともあって色々な誹謗中傷や嘘の風評被害がきっかけで、弁護士に相談するようになったそうですね。発信者情報開示請求を通じて複数の相手を特定したそうですが、今後、法的手段とかは取るのでしょうか?

梅澤:最初は「本人が作っていないんじゃないか」という誹謗中傷が多いなかで、ゴミ箱を営業時間外に見に来て、「スープをお店で焚いていないんじゃないか」という一般常識のない人もいました。また中傷者特定後に調べたところ、同じ人がネット掲示板でわざわざ文章の特徴を変えてまで書き込んでいたりと、特定の小人数の人があちこちで誹謗中傷していました。また2年ぐらい前に、お店を始めてから知った人がネット上で私や店を中傷し、それが名誉毀損や信用毀損にあたる行為であったので刑事告訴もしました。現在はまだ捜査中のようで、警察も色々なタイミングを見ているんじゃないかと思います。

――誹謗中傷に徹底対抗するため、2年前に梅澤さんの名前を隠して横浜で「味のとらや」を1年限定でオープンし、ネットで美味しいとの声が多いのを確かめられたそうですね。それからは、あまり気にならなくなったということですか?

梅澤:元アイドルがやってるラーメン屋という先入観を持って来る方が、最初はとにかく多く、それだけで「女の作るラーメンは美味しくない」など言われ続けてきたのもあり、だったら味だけで勝負して結果を出してやると決めて、そのお店では私が運営していることを隠し、さらに全く同じ味で「味のとらや」というお店を一年間限定で出店しました。それから一年間ずっと黒字で経営し、さらには私が運営していると公表しているお店では「そこそこだった」と、SNSで上げておきながら「味のとらや」では「美味しい!」と真逆なことを言っている人の様を見続けた結果、私のなかで様々なことが解決され、さらには心に引っかかっていた葛藤を晴らせました。それ以降は小さな事には全く気にならないようになりました。そのお店を出した経験によって、なおさら自分の作る味や、やることに自信を持てましたね。
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