闘病中の堀ちえみ・大島康徳へ中傷書き込み 背景には「身勝手な嫉妬」...識者が指摘

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『闘病中の著名人を誹謗中傷する人間』は、『著名人』が持つ影響力に嫉妬している

   鈴木氏は、このように「著名人を中傷してしまう人」は、「匿名性」を盾に「ほかの人もやっている」という「模倣性」になびきやすい人であると指摘。その上で、以前、J-CASTニュース編集部が配信した「有名人に『死ね」と、気軽に書き込んでしまう人たち あなたも『そうならない」ためには、どうすれば?」で指摘した、「自分とは関係ない人に向けて『死ね』といったメッセージを送ってしまう人は、潜在的には、自らと関わりがある人に憎悪を抱いており、本来ならばその対象に暴言を吐きたいと思っている場合が多い」という要素を上げた。これに加え、鈴木氏は、今回、相次いで話題となった「闘病中の著名人を誹謗中傷する人間」について指摘を行った。

「『闘病中』という、『困りごとを著名人が抱えている』という点が、『本来ならば自らと関わりがある人間に暴言を吐きたいと思っているのに言えない』という自身の姿に重なるからです。しかし、その一方で、著名人は自身の困りごとである闘病のエピソードをSNSやブログで発信すればファンから励ましの声が殺到するわけですが、一般人が周囲の人間に対して抱えている不満をこれらのツールを使ってアピールしたとしても、これといった関心は集められません」
「つまり、『闘病中の著名人を誹謗中傷する人間』は、『著名人』が持つ影響力に嫉妬しているのです。『著名人は自らの困難を語ることで励ましの言葉がもらえるのに、自分には何もない』という不公平感が、『闘病中の著名人を誹謗中傷する』という行為の隠れた動機となっているのです」

   また、鈴木氏は以下のようにも指摘した。

「そのため、この手の中傷を著名人に対して行う人は往々にして、『病気を利用して売名行為を行っている』という指摘を行うことになります。しかし、著名人、特に芸能人は『名前を売ること』自体が商売である以上、『より有名になろうとすること』は何ら問題ない行為です。しかし、『闘病中の著名人を誹謗中傷する人間』はこの点がどうしても承服できず、誹謗中傷を行ってしまうのです」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

   (2021年6月27日10時38分追記)見出しの一部表記を修正しました。

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