初夏の夕方を震撼させた、俳優の本田翼さん(28)の交際報道。お相手は26歳の研修医であると、スクープした写真週刊誌「フライデー」によって報道されているが、これに関連して、インターネット上では「妙に高い志」を表明する人が続出しているのだ。
あるツイッターアカウントは「本田翼と付き合いたいから医学部目指します」と、また、別のアカウントも「ぼくも本田翼と付き合いたいから医学部いくか」と、やはり、医学部を目指すとツイートしているのだ。
「本田翼、待ってろよ」
同様の声は他にも上がっており、中には「私立大学の医学部に行ってバンド始めれば俺もこいつになれる 本田翼、待ってろよ」と、当該の研修医が「私立大学の医学部出身」「大学時代はバンドをやっていて、ドラムの腕前はプロ級でした」と報道されていることに反応しつつ、やはり、医学部を目指すとの声も上がっている。これらの声だが、ツイッターの自己紹介欄を見る限り、高校生、もしくは大学浪人生とみられるアカウントから上がっているのが特徴だ。
となると、これらの声は、恐らく、本田さんが研修医と交際しているとの報道を見聞きした結果、「自分も医学部に行こう!」と、自らの進路を決めた、あるいは検討したとする声なのではないだろうか。
通常、芸能人の交際報道や結婚報道が出ると、ネット上には「前世でどんな徳を積めば川口春奈と付き合えるのだろう」といった妄想とでも言える声が続々と上がるのが世の常。これらの声については、以前、J-CASTニュース編集部では「『玄米食べてれば...』『生まれ変わって...』 芸能人結婚への絶叫に意外な『男女差』」との見出しで、これら、「うわごと」のような声がネット上にあふれる理由について解説した。
これまでとは違って建設的?
今回の本田さんの交際報道に対しても「オンラインゲームしてれば本田翼と出会えるらしい」といった、これまでと同様の声が噴出。ただその一方で、前述したような、本田さんとの交際を妄想的に希望するというよりは、自らの推しである本田さんの交際報道を、進路選択の材料とし、その勢いで医学部合格、ひいては医師免許を取得しようと考えたとみられる、「それなりに現実的なツイート」が見受けられるのだ。
なぜなら、オンラインゲームをやり続けたところで本田さんに出会えなければ「何も起こらない」のに対し、本田さんとの交際を夢見たことをきっかけとして医師になったとしたならば、「医師になった」という「成果」が、すでに発生していることになるからである。そして、医師になっても本田さんに出会えなければ......その部分に関しては切り離して捨ててしまえば良いのである。そう考えると、これまで上がっていた声とは違って随分と建設的ではないだろうか。
さらに、今回の本田さんの交際報道をめぐっては、「本田翼と付き合いたいので今の大学辞めてもう5年受験勉強して医学部入ります」と、大学生からとみられるツイートも出ているほど。こうした投稿者たちがどこまで本気で医学部を目指すのかは分からないが、本田さんの交際報道に触発されて自らの進路について重要な決断をした人が、一定数いる可能性は否定できないのではないだろうか。