人気YouTuber31人が緊急事態宣言下に飲酒を伴う誕生日パーティーを開いていたと報じられたことを受け、参加者が相次いで謝罪している。
「形だけの謝罪動画出されても......」
パーティーの開催は、文春オンラインが2021年6月24日に報じて明らかとなった。
記事によれば、パーティーは6月18日、YouTuberのあやなんさん(「しばなんチャンネル」登録者数236万人)の誕生日を祝うために開かれ、参加者は深夜までカラオケや飲酒を楽しんでいたという。
あやなんさんは24日夜、ツイッターに謝罪文を投稿した。
「先日18日、YouTuberのみんなが私の誕生日会を開いてくれました。その会の事が、本日文春オンラインに取り上げられています」と背景を説明し、「緊急事態宣言下で自覚ない行動だった事をすごく反省しています。医療関係の方々や自粛している方々 そしてファンの方々に不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。今回の事を反省し気持ちを入れ替えて行動していきます」としている。
5人組YouTuberのコムドット(同204万人)は、「この度、ファンの皆様をガッカリさせてしまうような報道があり大変申し訳ありませんでした。軽率な行動で皆さまに不快な思いをさせてしまったことコムドット一同反省しております」として、動画の投稿をしばらく自粛するとした。
美容系YouTuberの関根りささん(同140万人)は、元看護師であるにもかかわらず出席したことへの批判が多かったとみられ、「本来ならば、この時期の開催は見送るべきだと言えなかったことが一社会人として恥ずべく行為であったと深く反省しております。皆様からのお言葉を真摯に受け止め、責任のある行動を務めて参ります。この度は大変申し訳ございませんでした」と述べている。
「水溜りボンド」トミーさんや「アバンティーズ」そらちぃさん・ツリメさんなど、出席者が多く所属する事務所・UUUMも、謝罪文を公表した。
「医療関係者をはじめとした多くの皆さまが新型コロナの収束に向け努力してくださっている中、また、全国の皆さまが感染防止のために努力されている中で、クリエイターの行いに心を傷めた方々や、ご不快に感じられた方々がいらっしゃることと存じます。
このたびの当社クリエイターの行動につきまして、深くお詫び申しあげます」
また、「当社は、参加したクリエイターへの厳重注意を行いました。また、全専属クリエイターに向け、感染予防対策および責任ある行動について、引き続き指導してまいります」と明かした。
SNS上では、相次ぐ謝罪文の公開に対し、言葉だけの謝罪に意味はあるのかとする厳しい声が目立つ。
「YouTuberって謝罪の形だけはちゃんとしてるよね 中身はスッカスカだけど」
「形だけの謝罪動画出されても注目集めることできる」
「YouTuberを叩いて謝罪動画出させて炎上させるより配信を見ないことが一番効く気がする」
「大好きだったけどさすがにこれは呆れて言葉が出ない」
一方、謝罪文のほか、謝罪動画をアップしているYouTuberも少なくないが、中には謝罪動画でふざけるYouTuberもいる。
「ヘラヘラ三銃士」は「謝罪。この度は申し訳ございませんでした。」と題した動画を投稿し、楽曲『炎上パンチ」を歌った動画を公開した。サムネイルには、会に参加したメンバーのさおりんさんが頭を丸めているように見えるコラージュ画像を使用している。
「炎上パンチ!喰らったら 謝罪動画上げます定期 うー、レッツゴー!」という歌詞とともに、動画には報道で撮影された写真を使っている。「開き直り」ともとれるこの行動に、批判が過熱している。
「みんなが謝ってる動画を出す中で、歌う神経やばすぎだろ」
「ふざけた動画上げれば、みんな水に流してくれると思ってるのがまずやばいね」
また、ファンからも受け入れがたいとするコメントが多くあがっている。
「(メンバーの)ありしゃんがよく言う『エンタメ』は分別のある人間が言っていいことで、常識とかセンスないことの言い訳にならないよー」
「大好きだったけどさすがにこれは呆れて言葉が出ない」