「令和の3K」――。2021年6月23日、ツイッターで一時トレンド入りしたこのフレーズに、一部のユーザーから戸惑いの声が上がっている。
きっかけは、この日放送の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)だ。番組では、「高身長・声がいい・顔がいい」男性を表す略称として、「3K」というフレーズを使ったのだが......。
「令和の3K」はイケメンを表す言葉?
23日放送のめざましテレビ内のコーナー「歌広場淳のイケメン手帳」で、「令和の3Kイケメン」として人気声優の江口拓也さんが紹介された。
同コーナーは、ヴィジュアル系エアーバンド「ゴールデンボンバー」の歌広場淳さんが司会を務め、多種のジャンルから「イケメン」だと思う人をピックアップして魅力を紹介するという内容のもの。
今回の放送では、昭和の時代に女性ウケの良い男性を表す言葉として流行した「高身長・高収入・高学歴」の「3高」というフレーズをもじる形で江口さんを、
「高身長・声がいい・顔がいい」
「令和の3K」
だとして取り上げた。
この放送は、江口さんと親交のある人気声優らがツイッターで反応した影響もあってか、ネット上で大きな注目を集めることに。コーナー自体は2分に満たない短い放送だったにも関わらず、「令和の3K」という言葉がトレンド入りする事態となった。
「おじさん的には3Kって...」
「令和の3K」がトレンド入りしたことで、番組を見ていないユーザーもこのフレーズに注目したようだ。ツイッターには、「ワードセンスよすぎ」「令和の3Kって何?」などの反応が寄せられた。
そのほか、3Kといえば「きつい・汚い・危険」の略称ではないか、として、
「危険汚いきついじゃないの????」
「3Kはきつい汚い危険やで...とツッコミたくなる」
「おじさん的には3Kって、きつい、汚い、危険って意味なんだけど」
「昭和の3Kはきつい、汚い、危険な職場のことでしたね」
など、令和版の「3K」に違和感を示す声も。
また、声優ファンとみられるユーザーからは、「絶対声優界隈知らなそうな人たちまで令和の3Kで呟いてるの笑う」「おかげで推したちがわちゃわちゃしてる極上の会話を見ることが出来ました」との書き込みも出ていた。