巨人・山口俊を導いた小林に「守備の安定感はさすが」 ファン再評価も、課題はやはり...

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   プロ野球の巨人は2021年6月23日、富山アルペンスタジアムでDeNAと対戦し4-2で勝利した。

   巨人は2年ぶりに日本球界に復帰した山口俊投手(33)が先発し、5回3分の2を5安打1失点の力投で白星を飾った。山口の持ち味を引き出したとして、スタメンマスクの小林誠司(32)が脚光を浴び、G党から称賛の声が上がった。

  • 2019世界野球プレミア12スーパーラウンドでの小林、山口両選手(写真:アフロ)
    2019世界野球プレミア12スーパーラウンドでの小林、山口両選手(写真:アフロ)
  • 2019世界野球プレミア12スーパーラウンドでの小林、山口両選手(写真:アフロ)

先発山口、立ち上がり不安定も...

   初回、山口は不安定な立ち上がりだった。

   先頭の桑原将志(27)に141キロのフォークをとらえられ、打球はレフトの頭上を越えるかと思われたがレフト松原がジャンピングキャッチ。安堵もつかの間、続く柴田竜拓(27)にライトスタンドに運ばれた。3番・佐野恵太(26)にはレフト前ヒットを許し1死1塁。ここからオースティン(29)、宮崎敏郎(32)を打ち取り最少失点に抑えたが、不安を残す出だしだった。

   この日は決め球のフォークが高めに浮く場面がみられストレートも威力を欠いたが、2回以降はストレート、スライダーでカウントを取りつつ、フォーク、カーブを織り交ぜながらDeNA打線を翻ろう。6回2死満塁になったところで2番手・大江にマウンドを譲ったが、小林の巧みなリードもあり、ここまで1失点でしのぎ勝ち投手の権利を持ってベンチに下がった。

   大江が2死満塁のピンチをしのぐと、原辰徳監督(62)は「マシンガン継投」に入り、惜しみなくリリーフ陣を投入した。

   7回には畠、高梨、鍵谷の3投手を起用し、2点リードの8回には田中をマウンドに上げた。最終9回をビエイラが締めくくりゲームセット。指揮官はこの日、先発・山口を含めて計7人の投手をつぎ込み、受ける小林は好リードで指揮官の期待に応えた。

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