「理財局内のメールも含めて調査し、事実を細部まで明らかに」
雅子さんが特に強調したのが、再調査と麻生太郎財務相の責任問題だ。再調査については、次のように訴えた。
「夫のような死が二度と起こらないようにするために、国は、第三者委員会による再調査を行い、理財局内のメールも含めて調査し、事実を細部まで明らかにして、未来への教訓にすべきでないか」
麻生氏が再調査に否定的な考えを繰り返していることについては、「とても残念」だした上で、公文書改ざんや俊夫さんの自殺を経ても麻生氏が財務相を続投していることを非難した。
「麻生財務相は部下である夫が死に追い詰められて3年以上たつのに、仏前に手を合わせることもなく再調査を提案することもなく、辞任もせず、財務相を続けている。私は、このような麻生財務相の振る舞いを、全く理解できない。もし部下のことを思う心があったなら、二度と部下が同じような死に追い詰められないように、何らかの行動を起こすべきではないのか」