NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」に登場したセリフが、ツイッターで物議を醸している。
浮気が原因で妻子に逃げられたジャズ喫茶のマスターが、自身の行いについて「昭和の倫理観」と回顧。これに対し「昭和世代に対する熱い風評被害」「浮気や不倫は、昭和でも平成でも令和でも完全にアウト」とツッコミが殺到したのだ。
「割とよくある話だったんだよ」
話題になっているのは、2021年6月24日の放送回。宮城県・登米市の森林組合で働く主人公の永浦百音(清原果耶さん)が、ジャズ喫茶のマスター「トムさん」こと田中知久(塚本晋也さん)のもとを訪れたシーンだ。トムさんから自身の女性遍歴について聞かされた百音は「いっぺんにそんな...何人も?結婚してんのに...」と絶句。そんな百音にトムさんは、こう返した。
「割とよくある話だったんだよ。『昭和の倫理観』だよ」
百音は「ひどい!ひどすぎます!奥さんかわいそう!娘さんだっていんのに?ひどい...」と反発。トムさんは「だから、愛想つかされて、有り金引っぺがされて、いまこのザマじゃねえかよ...」と肩を落とした。
ドラマ内の別のシーンでも、同様の描写が見られた。診療所の医師・菅波光太朗(坂口健太郎さん)と話し合う場面で、トムさんは「俺、優柔不断なんだよね...好きな女も『あっちかな、こっちかな、いや案外そっちかもしんねえぞ』ってフラフラしちまうんだよねえ」と再び浮気癖を暴露。「ええ...」と困惑する菅波に対し、「先生もドン引きかよ。潔癖だね」と返した。
浮気を「昭和の倫理観」だとするトムさんの姿勢に、番組を見たツイッターユーザーからはツッコミが相次いだ。
「浮気や不倫は、昭和でも平成でも令和でも完全にアウト」
「昭和世代に対する熱い風評被害」
「昭和でも(不倫で)傷ついてる人はいっぱいいたんやぞ」