メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(26)の振る舞いにネットで称賛の声が相次いでいる。
エンゼルスは2021年6月23日(日本時間24日)、本拠地エンゼル・スタジアムでジャイアンツと対戦し、大谷は「2番・投手」で先発出場。大谷は投手として6回を投げて6安打1失点9奪三振と力投するも白星付かず。打者としては3打数無安打に終わった。
紳士的な振る舞いに「子供たちの良い手本」
「二刀流」選手として投打にわたって全米の野球ファンから注目を集める大谷だが、この日はプレー以外の「振る舞い」が話題を呼んだ。
大谷が2回の投球を終えてベンチに戻る途中に審判団による粘着物質検査を受けた。大谷は帽子とグローブを差し出し、ベルトに手をやりながら審判団に笑顔で対応。4回に再び粘着物質検査を受けたが、これにも嫌な顔一つ見せずにまたも笑顔で応じた。
このような大谷の紳士的な「振る舞い」にネットでは称賛の声が相次いだ。
日本のツイッターユーザーからは「大谷選手は振る舞いも超一流」「日本の誇りです」「心が洗われました」「子供たちの良い手本」などの声が上がった。
ダルビッシュ「この混乱の根本的な理由は...」
MLBは不正投球の取り締まりを強化するため、今月21日から審判団による粘着物質の検査を実施。22日にはサイ・ヤング賞を3度獲得したナショナルズのマックス・シャーザー投手(36)が1試合に3度の検査を受けて激怒する場面も。シャーザーは帽子とグローブを投げだし、ベルトを外して「抗議」の姿勢を見せた。
また、パドレスのダルビッシュ有投手は18日にツイッターで、MLBによる粘着物質の取り締まりについて言及した。
「この混乱の根本的な理由は提供されているボールの問題からくる選手、MLBのルールと、ルールブックに載っているルールが違うって所だと思っています。MLB側も球の質を改善しないかわりに、自分達で"うまいこと対応してね"って態度で」
ダルビッシュの持論に対してSNSでは共感する声も見られ、元ソフトバンクの斉藤和巳さん(43)は23日にツイッターで「投手の気持ちは...投手だけにしかわからんのかなぁ...。周りが思ってる何倍...何十倍...投手にはたまらん事をされてるんやけどなぁ。方法や方向が...なんか違う気がする...」とコメントした。
And *thats* how you handle that??#WeBelieve I @Angels pic.twitter.com/6LgbF09pmb
— Bally Sports West (@BallySportWest) June 23, 2021