サッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)を主催する南米サッカー連盟(CONMEBOL)は2021年6月21日、ブラジルで開催中の同選手権で実施した新型コロナウイルスのPCR検査で陽性を示した件数が計140件に上ったことを発表した。
南米選手権「バブル」方式導入も...
南米サッカー連盟によると、13日に選手権が開幕してから1万5235件のPCR検査を実施。検査の結果、陽性率は0.9%で、選手も含まれるが、ほとんどが外部発注のオペレーターとホテルなどの従業員だという。
ブラジルでは新型コロナの感染が広がっており、6月に入ってからも感染者数が増え続けている。在ブラジル日本国大使館の公式サイトによると、6月15日時点でのブラジル国内の感染者は1753万人に上っている。
今回の南米選手権ではウイルスの感染拡大を防止するため、「バブル」方式が取り入れられ、選手の外出制限、48時間ごとのPCR検査などが実施されている。東京五輪・パラリンピックでも同様の「バブル」方式を取り入れる予定だが、南米選手権の無観客に対して東京五輪は有観客で上限1万人となっている。