井上尚弥はフェザー級でも「王座獲得が十分可能」 それでも専門家が指摘する懸念「階級の壁」とは

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   ボクシングのWBA、IBFバンタム級王者・井上尚弥(28)=大橋=が世界4団体王座統一へ大きく前進した。

   井上は2021年6月19日(日本時間20日)、米ネバダ州ラスベガスでIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28)=フィリピン=を3回KOで下した。指名挑戦者から3度のダウンを奪う圧勝劇で王座の防衛に成功し「モンスター」ぶりを発揮。今後は目標である世界4団体王座統一へ向けて新たなスタートを切る。

  • 井上尚弥(編集部撮影)
    井上尚弥(編集部撮影)
  • 井上尚弥(編集部撮影)

金平会長「井上は歴代世界王者の中でもベスト」

   もはやバンタム級に敵なしと思わせるほどの内容でWBAとIBFの2つのベルトを堅守した井上。次なる目標はWBCとWBOの王座を奪い、世界4団体の王座を統一すること。8月14日にWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)とWBO王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)による王座統一戦が行われるため、展開次第では年内にも4つのベルトを統一する機会が訪れるかもしれない。

   一つの目標である4団体統一を成し遂げれば、階級をスーパーバンタム級に上げてさらなる高みを目指すことになる。そしてもうひとつ上のフェザー級も視界に入っていることだろう。ライトフライ級で世界王座を獲得してからスーパーフライ級、バンタム級の計3階級を制覇。世界戦16試合連続勝利中の世界の「モンスター」は今後、どこまで進化していくのか。J-CASTニュース編集部は協栄ジムの金平桂一郎会長(55)に話を聞いた。

   金平会長は「現時点で井上選手はバンタム級の中で、パワー、テクニック、スタミナなどすべてにおいて突出しています」と前置きし、次のように語った。

「井上選手は4団体の王座統一を目標に置いていますが、王座を統一するまでもまくバンタム級ではナンバーワンということが証明されている。これは世界中のボクシング関係者が認めるところで、私個人の意見としてはバンタム級の歴代世界王者の中でもベストだと思っています」(金平会長)
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