オリックス7年ぶり単独首位も「紙面楚歌」 スポーツ各紙に落胆の声「どうやったら一面に載るんや」

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   「オリックスかわいそうだな...」「どうやったら一面に載るんや」。7年ぶりの単独首位で歓喜に沸くプロ野球・オリックスファンから、落胆の声が漏れている。

   快挙を遂げた試合翌日、スポーツ6紙がいずれも1面で報じなかったためだ。

  • 22日のスポーツ各紙の一面
    22日のスポーツ各紙の一面
  • 22日のスポーツ各紙の一面

大谷、サトテル、ウィーラー、大野、五輪...

   オリックスは2021年6月21日、同率1位の楽天と対戦し、4対3と辛勝した。10年ぶりの9連勝で、7年ぶりに単独首位に躍り出た。

   ファンの喜びもひとしおで、SNSでは「明日の一面はもらったぞ!!」「さすがに明日の一面はオリックスやろ」と期待する書き込みが少なくなかった。この日はオリックス戦のみだった。

   しかし翌日のスポーツ6紙(東京都内版)は、いずれも1面でオリックスを取り上げなかった。

   サンケイスポーツ、日刊スポーツの1面は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が、前日の試合で自己最多の23号ホームランを放った偉業を伝えた。オリックスについてはサンスポは2面(7版)、ニッカンは5面(8版)で報じた。

   スポーツニッポンは、五輪の一般チケットが観客制限で削減された一件を採用した。オリックスは2面(11版B)で紹介した。

   "党派性"の強いスポーツ報知の1面見出しは、「今日にも飛び出る"ジャジャジャジャ~ン" .337DeNA線4打席立てばウィーラー首位打者」(オリックスは4面(9版))、デイリースポーツは「いける48発 輝掛布越え」(同5面(12版))、東京中日スポーツは「トラ退治3連戦きょう先発 大野雄 青柳!燃える!!侍勝負」(同2面(5版))だった。

   近年は下位に沈んでいたものの、今期は盤石の先発陣を擁し、チーム打率は12球団イチを記録する。25年ぶりのリーグVを果たし、"悲願"の1面獲得はなるか――。

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