読売テレビアナが「文化人」を「害悪」批判 三浦瑠麗氏が猛反論「報道に携わる人は気をつけられた方がいい」

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   大阪・読売テレビで朝の情報番組「す・またん!」などを担当する野村明大アナが、人流と感染の関係について発言した「文化人」について、「害悪だ」とツイッターで批判した。

   これに対し、国際政治学者の三浦瑠麗氏が自分のことだとして、ツイッターなどで猛反論し、インターネット上で関心を集めている。

  • 三浦瑠麗さんがツイッターで抗議
    三浦瑠麗さんがツイッターで抗議
  • 三浦瑠麗さんがツイッターで抗議

読売テレビ・野村アナは、人流と感染の関係についての発言を批判

「人流を減らしても感染者が減るわけではない...とかテレビで堂々と言ってしまう文化人がいて、もう唖然ですね...」

   読売テレビの野村アナは2021年6月15日、ツイッターでこう切り出した。

   そのうえで、この文化人に対して、こう強調した。

「人流を減らすことがベスト選択かは分かりませんが、感染者が減ることは、『絶対』です。 言論の自由は大切ですが、この程度の人が公然と発信することは、害悪だと思います」

   野村アナは、文化人が誰かは明かしていないが、国際政治学者の三浦氏は17日、自分のことだと考えられるとして、野村アナのツイートに抗議した。

   自身が15日にフジテレビ系情報番組「めざまし8」に出演したときの発言を指しているとし、次のように野村アナにツイッターで反論した。

「人流とは昨秋のようにそれだけで感染拡大には繋がらない場合もあり、減少との因果関係を確実に証明できるわけでもありません。複合要因で感染が左右される時に一つの因子を『絶対』というのは非科学的ですねえ」

「表現の自由ですが、報道に携わる人は気をつけられた方がいい」

   野村アナが文化人の発言を害悪だと指弾したことについては、こう投稿した。

「表現の自由ですが、報道に携わる人は気をつけられた方がいいと思いますよ。なぜなら自分の推進する政策に反対する人の言論を封殺することは、政策検証に蓋をし、独裁にも繋がりうるからです。人流抑制がベストの選択肢かあなた自身分からないのならば、それは正に私が指摘した『副作用』の部分が大きく、また感染拡大自体が複合要因で起きているからです」

   三浦氏は6月17日、「野村明大解説委員への質問」と題して、コンテンツ配信サイトnote上の自らのページ「山猫日記」に長文の質問状をアップした。そこでは、「個々人が感染対策をすることにきちんと注意を払ったうえで、政策検証や政策提言の意味で人流抑制策の効果に対して異論を述べることは『害悪』にあたると考えるか。また、もし『害悪』にあたるとすれば人流抑制策は一切検証できないことになるが、その場合のメディアは報道の自由をきちんと行使していると考えられるか」などと野村アナに問うている。

   三浦氏は、野村アナに対し、19日までに文書などでの回答を求めている。

   野村アナは18日夜時点で、三浦氏の抗議について、ツイッター上では発言していない模様だ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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